こんにちは、餅月です。
今日は黒執事青の教団編での大きな謎、「お星さまの正体について」を考察していく上で最も考察できる情報が多い「シリウス様の正体」について考えていきたいと思います。
本誌から与えられたシリウス様の様子やシリウスという名から連想出来そうな事実をまとめ、その上で最大のヒントである葬儀屋のシーンでの部屋の間取りから、シリウス様は真シエルであるとの考察をしていきたいと思います。
シリウス様
星としてのシリウス
シリウスはおおいぬ座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。肉眼では1つの恒星に見えるが、実際には、シリウスAとシリウスBとから成る連星である。かつてシリウスは明るい2つの恒星から成る連星系だったが、より質量が大きいシリウスBが先に寿命を迎え、1億2000万年前には赤色巨星になった。
シリウスはまた、おおいぬ座にあることからDog Starとも呼ばれている
2つの恒星からなる連星は双子の暗示、Dog Starは女王の番犬、シリウスBが先に寿命を迎えたことは真シエルがサバトで犠牲になったことを、それぞれ暗示していると考えることが出来そうです。
シリウス(☆)の部屋
シリウス様のセリフ「・・・・・・・。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より
お星さまのセリフが登場したのは今のところ第112話のみです。
他のお星さま方のセリフはシリウス様と現状を心配するものであり、シリウス様本人は無言でした。この時シリウス様は言葉が発せられないほど危険な状態だった可能性が高いです。
真シエル=シリウス様説を裏付ける葬儀屋夜這いシーン
22巻のラストで葬儀屋が「伯爵」を夜這いするシーンがありました。しかしこのシーンは枢先生によるミスリードであり、この時の伯爵は坊っちゃんではない可能性が高いです。
そう感じる理由は背後の窓の数と額縁の違いです。具体的には画像をご覧下さい。
葬儀屋が夜這いした伯爵の部屋坊っちゃんの部屋シリウス様の部屋
このように絵の額縁の数と窓の数が異なります。
また葬儀屋が夜這いした部屋の壁ですが、シリウス様の部屋と完全に一致します。これらのことから、あの時葬儀屋が夜這いしたのは坊っちゃんではなく真シエルであり、真シエル=シリウス様である事はほぼ間違いないと思います。
シリウス様の手
「シリウス様の光が弱まっている(死にかけている)」というブラバットに連れられ、きらめき(血液)を分けるためシリウス様の元を訪れたバイオレット。その際シリウス様の手が描写されています。血管が浮き出た、普通の人間とは明らかに異なる手です。
これより時系列的には前であるはずの緑の魔女編のラストで葬儀屋が真シエルの元を訪れた際、真シエルの手や顔にこのような不気味な様子は見られませんでした
つまり真シエルはまだ日によって体調の上下がかなり激しい不完全な状態であると考えられます。
まとめ
- 葬儀屋が夜這いした伯爵の部屋がシリウス様の部屋と一致する
- シリウス様は死にかけていて、手に血がいっていないような描写がある
- シリウス様の正体は真シエルである可能性が高い