こんにちは餅月です。
今回はコメント欄にて「かのこ様」より大変興味深い考察を頂きましたので紹介させて頂きます!
真シエルはソーマを撃った際「気安く触るな」と言います。この言葉ですが、これは真シエルが気高いということの表れの他に、更にもう1つ別の意味も込めて描かれている可能性があります。
「気安く『僕の弟に』触るな」
この言葉の真意は、
「気安く『僕の弟に』触るな」である可能性があります。
この時ソーマは真シエルを坊っちゃんだと思って対応していました。
真シエルは不快感を表す時唇をきゅっと噛む癖があったようです。そして前回唇を噛み不快感を表したのはこちらのシーン。
ソーマを撃ったシーンとこちらのシーンは共通点があります。
それは「真シエル以外の誰かが坊ちゃんに触れている」ということです。
この時真シエルが不快感を表しているのは坊っちゃんに対してではなく、坊っちゃんに触れる母親レイチェルに対してではないでしょうか??
真シエルは母親にでさえ、弟が触れられることが気にくわなかった可能性があります。
当時ファントムハイヴ家にはあれだけの使用人がいたにも関わらず真シエルは自ら坊っちゃんにホットミルクなどを持っていきました。
いくら同じ部屋に居たとしても使用人はなにもしないのは何故でしょう。真シエルの民を家畜と例えるシーンから想像すると
『使用人(家畜)が僕の弟に必要以上に近づくのは許さない』
と思っていたのかもしれません。
弟には僕だけがいればいい。僕だけを頼ればいい。僕から離れるなんてゆるさない。「もう2度とお前を一人になんかしやしないよ」
怖い…!!!!
もしこの考察が正しかったとしたら、いよいよこの嵐の晩に両親を訪れたシーンは大変なことになります。
触れているどころではありませんね。
この晩、坊ちゃんが本当に怖かったのは雷だけだったのでしょうか??
なおこの回想シーンの直後に、坊ちゃんは「弟…」とつぶやきフッと笑顔を浮かべています。意味深ですね。
となると、やはりファントムハイヴ家の悲劇は、この真シエルの歪んだ坊ちゃんへの愛情が何らかの形で爆発してしまったことが関係するのでしょうか…?
兄シエルへの疑惑についてはこちらの記事にまとめてあります!
https://www.under-taker.com/entry/2
以前私は当ブログで、坊ちゃんはファントムハイヴ家を乗っ取ろうとした真犯人ではないかと考察しましたが、どうやらそれは違うような気がしてきまさした。
坊ちゃんは自分がファントムハイヴ家を出ることに何も不満を感じていなかったことが最近明らかになってきたからです。
疑ってごめんね坊ちゃん。
しかし同時に疑問も残ります。
以下は問題提起ですが、謎として残っている点を挙げさせて頂きます。
疑問点
・真シエルとの再会で坊ちゃんが浮かべた恐怖の表情はどこからくるものなのか。
・サーカス編の黒ミサシーン(双子が死に別れる直前)まで、双子の信頼関係が揺らいでいないことに違和感を感じる。
上記の違和感を説明するために、簡単に双子の関係性について時系列で述べてみます。
双子の関係性時系列
仲の良い双子
↓
ファントムハイヴ家襲撃。黒ミサへ連行。
↓
坊ちゃん「僕には『君』がいた。
真シエル「大丈夫。お前は僕が守ってあげる」
↓
坊ちゃん「いやだ!連れて行かないで!シエル!」
↓
真シエル死亡(?)
セバスチャンが真シエルのお腹から当主の指輪を取り出す
↓
悪魔に家族や真シエルの蘇生を求めることもなく、坊ちゃんシエルに成り替わる
↓
坊ちゃん「シエルファントムハイヴ、我が悪しき名にかけて…!」←双子に対し初のマイナス表現
↓
↓
真シエル復活
真シエル「ただいま。」「もう2度とお前を一人になんかしないよ」
坊ちゃん「…嘘だ。」←怯え?
↓
真シエル「何故自分がシエルだなんて嘘を?怒らないから言ってごらん。」
坊ちゃん「僕は…僕は…」←イマココ!!
黒ミサ中まで双子の信頼関係は存在し、その後唐突に関係が崩れたように見えます。
ここには別の第三者が関係しているのでしょうか???
2018.2月1日追記
こちらですがセバスチャンがシエルの悪行を坊ちゃんに対し暴いた可能性があります。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
また真シエルの言い方と坊ちゃんの憤りから、坊ちゃんがシエルの名を騙ったことには何か後ろめたい理由があるようにも感じます。
今日はここまで…!
かのこ様ご助言頂きありがとうございました!
餅月