黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!枢先生の「嘘という名の伏線」に騙されないように頑張ってる人が管理人。葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログです

【考察】葬儀屋(アンダーテイカー)は殺されたがっている可能性/死神にとって「許される日」とは「死ねる日」か

こんにちは!餅月です。
今日は葬儀屋(アンダーテイカー)の死生観について考察をしていきたいと思います。

現在圧倒的強さで坊ちゃんを追い詰める悪役(仮)として黒執事に君臨する葬儀屋(アンダーテイカー)ですが、その本心は実は今もなお死に焦がれているキャラクターである可能性がある点について、今日は掘り下げていきたいと思います。

死神は元自殺者

黒執事の中に登場する死神たちは自殺した元人間です。

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「自殺した人間は罰として死神になる」と語るザーシャ:黒執事22巻第105話「その執事、尋訪」より引用

死して尚死神として働き続けている彼らですが、そんな彼らにとって「死」とはいったい何なのでしょうか

「許される日」とは「死ねる日」か

実は死神にとっての「死」を少し説明した部分がすでに本誌の中で登場しています。
それがこちらです。

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「許される日」:黒執事22巻第105話「その執事、尋訪」より引用

まだひどく抽象的ではありますが、死神たちはどうやら「許される日」まで死神として使役し続けなくてはいけない定めのようです。

一度自ら死を選ぶほどの覚悟を持った彼らが、死して尚死ぬことが出来ないというこの事実は、かなり残酷なものであることが分かります。

では次にこの「許される日」について具体的に考察していきたいと思います。

この「許される日」とは、「何を」許され、そしてその結果「どう」なるのか。この二つは一見同じように見えますが、これを明確にしておく必要がありそうです。

「何を」許される日なのか?

死神たちは「何」を許されるのか。
それは「自殺し自身をないがしろにしたという罪」を指している可能性があります。

この考え方は宗教の世界では比較的一般的であるとされます。

特にキリスト教では自殺は重罪として扱われます。

漫画の知識で申し訳ないのですが、「ベルサイユのばら」の中でも、自殺した貴族の娘が自殺だから本来はお葬式を挙げることが出来ない為、母親が娘は事故で死んだと偽って葬式を挙げるシーンがありました。

もし死神たちがこの教えに則っている場合、死神たちは自殺したという罪を償うために、その罪を許される日を待っている可能性があります。

※なお、この「自殺し自身をないがしろにしたという罪」は、死神派遣協会のお上が人間を死者蘇生し使役するためにそれっぽい理由として掲げているだけのミスリードであり、本来死神たちが死ねない理由は上記の罪が原因ではない可能性があります。これについては追って後日記事を挙げさせていただきますね

許された結果「どう」なるのか?

では仮に「許される日」が死神たちに来たとします。
その「自殺した罪」を許された死神たちは一体どうなるのでしょうか?

死神たちが何よりも求めているのは自身の死のはずです。

恐らく、許される日になり始めて「死」ぬことが許されるのではないでしょうか。

ザーシャの様に「死神が天職!」となる人物もいるようですし、人手不足の死神派遣協会なので、許される日には、ここで「死ぬ」か「引き続き死神をするか」を選べる可能性も無きにしも非ずな気がします。

イレギュラーな「離脱組」

そんな中で、葬儀屋がカテゴライズされる離脱組はやはり相当イレギュラーなものであるように感じます。

「組」と言われていることから、恐らく離脱を決めたのは葬儀屋だけではなく、複数人の死神がいると考えられます。

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葬儀屋のように協会を抜けた死神のことを「たまにいる"離脱組"ってヤツ?」と語るロナルド:黒執事13第60話「その執事、動揺」より引用

離脱組の見分け方
・眼鏡をしていない
・死神のリストを持っていない
・デスサイズを持っていない(例外:葬儀屋)

オセロが、葬儀屋にはすすみすぎた 医療に詳しい協力者がいる可能性があると匂わせていることから、葬儀屋の後ろにこの「離脱組」が控えている可能性もまだ十分考えられます。

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葬儀屋に、他にも人外の協力者の存在を感じるオセロ:黒執事24巻第119話「その執事、示教」より引用

この「離脱組」が今後黒執事に大きく影響を及ぼしてくることはほぼ間違いがなさそうです。
離脱組に関して話すと長くなってしまう為、また後日記事にしますね。

後日考察したい内容だけ箇条書きで簡単にまとめておきます。

・離脱するには武力的対立が必ずしも必要なのか?←恐らくNO
・「引退」と「離脱」と「死神を辞める」の違いは?
・離脱とは「許される日」を待たず、死ぬ権利を放棄する事か?

死神にとって「死」は「褒美」か

さて、以上のことを踏まえ改めて死神たちの死生観について話を戻したいと思います。

死神たちは人間時代に死を欲して自殺しました。

しかし死ぬことは許されず、それが許される日まで死神として他人の死を見送り続けます。

つまり死神たちは「許される日」に「死ぬ」ために死神として使役し続けていることが分かります。

死神たちにとって、「死」とは「褒美」のようなものなのではないでしょうか

※死神たちは自殺者でありながらあまりにも個性的かついきいきと働いています。死神たちは死神派遣協会により一種の洗脳状態であり、それが解けた死神たちが「離脱」して言っている可能性もあります。
これにつきましても後日また詳しく記事にしますね

葬儀屋は死にたがっている可能性

以上を踏まえますと、
葬儀屋もまた例外ではなく死にたがっているキャラクターである可能性が高くなってきます。

間違いないことは葬儀屋も人間時代に何らかの理由で自殺し、自らを殺めるほど死を欲した経験があるということです。

しかし、恐らく葬儀屋は死神になってからその自らの死生観を覆すほどの大きな経験がありました。
それはクローディアをはじめとした葬儀屋の遺髪入れの人間たちによって引き起こされたものである可能性が高く、その人たちとの関りを通じて、葬儀屋は「許される日」と「自身の死」をあきらめてまで何か成し遂げたい死神派遣協会への対抗心が生まれた可能性があります。

葬儀屋は『今はまだ』やり残したことがあり死ねないだけか

葬儀屋はオセロに対し

>>
「まだ」君のラボで解体されるわけにはいかない<<

と言います。

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「まだ君のラボで解体されるわけにいかない」と卒塔婆を取り出す葬儀屋:黒執事28巻第142話「その執事、膺懲」より引用

このセリフで重要なのは「まだ」という一言がついている点です。

「小生は君のラボで解体されるわけにはいかない」
ではないのです。

まだというセリフは、このセリフの内容に大きく影響を及ぼします。

葬儀屋は「君たちには絶対に殺されない」と言っているわけではなく、「今はまだ殺されるわけにはいかない。」と言っているのです。これは言い換えれば、

「(自分の役目、目的が終わらない今は)まだ殺されるわけにはいかない。それが終わったら好きにすればいい

このように聞こえます

葬儀屋は身を挺して死神派遣協会に一矢報いるつもりなのではないでしょうか。

そしてそれこそが葬儀屋が離脱し、自身の死をもあきらめた理由であり、現在その要因がファントムハイヴ家と密接に関わっていることはどうやら間違いがなさそうです。

葬儀屋は恐らく今もなお死にたがっています。
ですがすぐに死のうとしないことや、むしろ殺そうとしてくる勢力に対抗している理由は、単に今は誰かのために死ぬわけにはいかないからである可能性があります。

(※この「誰か」が、クローディアだったら素敵ですよね。泣けます)

ミュージカル生執事の解釈

葬儀屋が死にたがっている根拠としてもう一つ上げられるシーンがあります。

それがミュージカル黒執事(通称生執事)黒執事Book Of The Campaniaの中のワンシーンです。

皆さまこの舞台はご覧になられたでしょうか?

まだの方はDVDが出ていますので是非是非チェックしてみてください!

この中で私が声を大にして主張したいシーンは
ミュージカル生執事で葬儀屋役をやっている和泉宗兵さんの演技についてです。
和泉宗兵さんは
2.5次元ミュージカルの中でも特に見た目、声、キャラクターそのすべてが原作の葬儀屋に忠実だという点で大変有名です。

ですが皆さま
そんな和泉さんが二か所だけ原作とはかなり違う葬儀屋の演技をしていることはご存知でしょうか?

実はこの生執事の和泉さんの演技の中にも、葬儀屋の内面を表す重要な伏線がある可能性があります。
長くなってしまいますのでこちらも後日別記事であげさせていただきますが、簡単に重要なセリフだけあげさせていただきますね。

「ほらほらどうしたんだい?三人がかりでそんなものなのかねえ。小生を狩るんだろう!?」

「じゃあね伯爵、また会おう」

この二つが、和泉さんが意図的に伏線の意図を込めて演じられたのではないかな?と感じている箇所です。

まだチェックしていない方はぜひ一度チェックしてみてください!

このシーンについては語るととっttttttても長くなるので!!
こちらも後日また改めて記事にしますね!(゚∀゚)

まとめ

今回は、死神の死生観を通じ、葬儀屋の死の概念について考察をしてみました。

現在死神派遣協会に追われている葬儀屋ですが、死神派遣協会が仮に葬儀屋を捕まえた場合、どうするつもりなのかがまだいまいち見えてこずそれがとても不気味かつ興味深いです。

この記事で考察した通り、死神にとって死はご褒美である可能性が高いため、それを葬儀屋に挙げるのかもなかなか判断がつきません。

また死神派遣協会は20年間葬儀屋を身体をバラバラにしたまま生かし続けた可能性がありますが、そうして死を与えずに生かし続けた結果これだけの脅威にまで成長してしまった葬儀屋を、今後も生かしておくのかも疑問です。

www.under-taker.com
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今日の考察を考えてみると、
葬儀屋に制裁を加えるという考えからしてみれば、葬儀屋が「今はまだ死ぬわけにはいかない」と言わしめる内容を成就させないうちに殺すことが一番葬儀屋には堪える内容になりそうな気がしますが果たして実際はどうなのでしょうか‥‥

死ぬとはまだ決まっていないものの可能性だけを挙げると怖くて震えてきます…!

今後の動向を注意深く楽しみに見守っていきたいと思います

餅月