黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【予想考察】黒執事第147話/海外亡命の可能性/フランスへの亡命を通じて、ファントムハイヴ家、葬儀屋それぞれのフランスとの関係性の軌跡を辿る可能性あり?/劉は味方である可能性が高いか

こんにちは!餅月です

今日は久しぶりに
黒執事第147話の予想考察をしてみたいと思います。

前回の黒執事ではラストに劉(ラウ)が登場しました。
これは今後の黒執事における大きな方向性のヒントになる可能性があります。

詳しくは、前回の黒執事第146話のネタバレ考察にまとめてあります↓
www.under-taker.com

第147話予想考察

劉は坊ちゃんの味方である可能性が高い→的中

・劉は貿易会社の英国支店長をしている為、坊ちゃんたちを海外に逃がすためのパイプを持っている

劉は坊ちゃんの亡命を助ける可能性がある→ミスリードでした!👏

・劉は坊ちゃんを自身の阿片窟に招き、身支度をさせる可能性がある(これは裏社会の話であるため警察が介入できない可能性が高い)→大的中

【亡命国候補】
第一候補フランス
第二候補ドイツ
第三候補中国

・(坊ちゃんが亡命の準備をしている間に、ファントムハイヴ本邸の真シエルとミッドフォード侯爵との会話に視点が移る可能性もあるか?)

・(真シエルがミッドフォード侯爵に今回の件をどのように弁明するかにより、より真シエルのキャラクター性が見える可能性がある)

・(真シエルは嘘はつかないとしても、誤解を招き、坊ちゃんが不利になるような物言いをする可能性が高い)

・(真シエルの目的は、坊ちゃんを社会的に孤立させ地位を奪い、自らが番犬として坊ちゃんを囲うことにある可能性がある)

未回収の伏線がいくつも存在する「フランス」との関係性

今後の黒執事は、
坊ちゃんの亡命が上手くいけば緑の魔女編以来久々に海外に移る可能性があります。

黒執事はイギリスの話ではありますが、
ドイツ、インド、フランス、日本などなど、実はとても海外色が強い作品でもあります。

特にフランスについては、
実は黒執事の中で何回か意味深な登場をしています。

しかしどれもすべて伏線段階であり、回収はされていません

フランスに関する作中での未回収の伏線

・葬儀屋が豪華客船編の後にフランスを訪ねた。
何のために葬儀屋がフランスを訪れたかは未だに謎

・双子の名前はフランス語
シエルとはフランス語で空を表す名前です。
当時のイギリス貴族がフランス語の名前を子供に付けることは非常に珍しく、ヴィンセントも親戚から変な顔をされたと発言しています。

・坊ちゃんは幼くしてフランス語が流暢
坊ちゃんはドイツ語はしゃべれませんがフランス語は話すことが出来ます。


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流暢にフランス語を話せる坊ちゃん:黒執事9巻第39話「その執事、吃驚」より引用

まだ幼いにもかかわらず、セバスチャンと悪口をフランス語で言い合えるほど達者です。
ドイツ語はしゃべれないにも関わらず、フランス語は流暢なことは伏線である可能性があります。

亡命を通じてファントムハイヴ家とフランスの関係性、そして葬儀屋とフランスとの関係性にメスを入れられていったらとても面白いなと感じています(#^^#)

劉は味方である可能性が高いのではと考察

ラウが坊ちゃんたちを見つけたときのセリフは以下の通りです。

ラウ「賞金首みーっけ」
『黒執事』第146話「その執事、遁走」より

まだ確実には言えませんが、
結論から言いますと、私はラウは味方であり、坊ちゃんたちの亡命を助ける立場である可能性が高いのではと考えています。

警察の道を断ったラウ

ラウは藍猫に地下下水道の天井を破壊させ、
坊ちゃんたちと警察との間にがれきを作りました。

賞金首として坊ちゃんたちを売る可能性もありますが、
ラウは金銭面に困っている様子はありません。

また以前よりラウは
賭け事事件など、面白い事件性を好む傾向が今まで見え隠れしていました。

実際、切り裂きジャック事件が解決した際も、
仲良くしていたマダムレッドの墓の前でラウは坊ちゃんにこのようにささやきます

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坊ちゃんに「面白いもの」を期待するラウ:黒執事3巻第13話「その執事、葬送」より引用

このことから、劉はより面白い結果を見れるように行動をする可能性が高いです。

その為、小さな賞金のために坊ちゃんたちを警察に差し出すよりも、
坊ちゃんを亡命させることにより事件をかき乱しより面白くすることにメリットを感じる可能性があります。

※劉はラスボスのような発言をしながら実は一切何も知らないという典型的咬ませ犬ポジだったので、「賞金首」という言い方は彼の遊び心である可能性が高いかな?と感じました。

ではここで敢えて劉が登場した理由は何でしょうか?

私は今後の坊ちゃんの亡命に手を貸すためではないかと考えました。

次の考察に続きます

ラウは貿易会社の英国支店長

劉の正体は

中国貿易会社「崑崙」英国支店長
上海マフィア幹部

です。

劉はこの独自の船のルートを使い坊ちゃんたちを亡命させる可能性があります。

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劉(ラウ)の正体:黒執事4巻第15話「その執事、居候」より引用

坊ちゃんたちはラウの元で身支度を整える可能性

第146話では、
セバスチャンが海外への亡命をにおわすと同時にこんな発言をしています。

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身支度と亡命を語るセバスチャン:黒執事第146話「その執事、遁走」より引用


初めはファントム社本社で身支度を整えようとしましたが、
悪の貴族を良く思っていないランドル警視総監の手によりそれはかなわなくなってしまいました。

そこに現れた劉です。

まだ確証は持てませんが、女王の番犬サイドであり警察には手が届かなかった劉の阿片窟でこの身支度をする可能性は大いにあると感じています。

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坊ちゃんたちを匿う可能性がある劉の阿片窟:黒執事4巻第15話「その執事、居候」より引用

劉の疑問点

劉の疑問点としては、
何故逃亡中の坊ちゃんを見つけることが出来たかというものがあります。

劉は裏社会の東洋人をまとめている立場なので、その情報ネットワークによる可能性もありますがこの点については疑問点として残ります。

どこに亡命するか

さて、仮に考察があたって劉(ラウ)が味方であった場合。

問題なのは
坊ちゃんたちがどの国に亡命するかです

私は現段階では下記の可能性を考えています

・フランス
・ドイツ
・中国
・イタリア

上記は
一応可能性が高いと感じる順番に並べてあります。

しかし個人的にはフランスかなと感じています。

もしかするといくつかの国を経由する可能性もあるので何とも言えませんが…

個人的な希望としては、
最終的にはフランスにたどり着いて欲しいなと感じています。

そう考える理由と、
一つ一つ何故この国が候補といえるのかを説明していきたいと思います。

フランス

この記事の冒頭でも説明しましたが、
何といってもフランスは葬儀屋(アンダーテイカー)との未回収の伏線が存在することが挙げられます。

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葬儀屋がフランスに行っていたことを示唆するディーデリヒ:黒執事22巻第105話「その執事、訪訪」より引用

豪華客船編後、葬儀屋はフランスへ向かったことがディーデリヒによって明らかとされていましたが、
具体的に何をしに行ったのかは一切明らかとされていませんでした。

またフランスに行く動機としては、
世界中を駆け回っているというクラウスがいたとすれば納得はいきます。

それ以外にも、
フランスは本編では語られることが少ないにしろ実は何かと坊ちゃんと縁がある国と言えます。


坊ちゃんとフランスとの共通点

・ドイツ語が喋れない坊ちゃんは、流暢にフランス語を話すことが出来る
・シエルはフランス語で「空」という意味

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流暢にフランス語を話せる坊ちゃん:黒執事9巻第39話「その執事、吃驚」より引用

特に、ドイツ語を全く話せない坊ちゃんがフランス語を流暢に話せるのは非常に興味深いです。

ファントムハイブ家とフランスは何か大きな繋がりがあるのかもしれません。

この点についても今後明らかにされたとしたら面白いですね。


またこれだけでなく、
一行がフランスに行くことにより
葬儀屋の軌跡を追える可能性も出てきます

葬儀屋の発言の中で最も謎に満ちているものは

・肉人形を欲しがる連中がいる
・連中に頼まれて豪華客船を使い兵器としての実力を実験した

この二つをあげることが出来ます。
つまり葬儀屋には依頼主がいることになります。

葬儀屋は女王のコインを欲しがりません。

しかし現在のスフィアの
実験施設や純銀のブレスレットなど、その一つ一つをとってみても、
現在の葬儀屋の死者蘇生の実験に、金銭的強力なパトロンがいることはまず間違いがありません。

葬儀屋は女王を好まない為、
イギリスの硬貨ではなく他国での資金集めをすることにしたのかもしれません。

葬儀屋がフランスに行った最も分かりやすく納得できる理由としては、
実験の結果報告を「粋狂な連中」らに報告に言った可能性があります。

つまり坊ちゃんたちがフランスに行くことにより、
この葬儀屋の死者蘇生を援助する背後関係に目を向けられる可能性があります。

もしここで何か大きな成果を得て帰れたとしたら、
番犬としての汚名返上に役立てられるかもしれませんね。

※例外としては豪華客船編での船会社、ブルースターライン社をあげることが出来ます。

ブルースターライン社は、
密室殺人事件編で命を落とした自社の御曹司パトリック・フェルペスの死者蘇生を暁学会に頼み、
その過程で葬儀屋に資金援助や場所(豪華客船)を提供していた可能性があります。

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ドイツ咬ませ犬の可能性

ドイツには信頼のおけるディーデリヒがいます。
しかしドイツで坊ちゃんは緑の魔女編で政府を相手取るようにそれなりに大きく動いてしまったため。そのリスクを踏まえいかない可能性もあると考えました。

しかし寄り道くらいはするかも…?

中国(可能性は低いか?)

これは劉の貿易船で亡命する可能性が高い今、経由国や一時滞在としては可能性があるかなと感じています。

しかしやはりドイツ同様、フランスに比べれば決定打にかけるかなと感じました。

劉(ラウ)と坊ちゃんに交流があったことから比較的割りだしやすく、亡命先として中国を選ぶことはリスクが高いため避けるのではないかなあと感じています。

イタリア

クラウスの本拠地です。
しかしクラウスは世界中を旅行するのが趣味のため、この可能性も低い方かなと感じました。

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世界中を旅行しているクラウス:黒執事18巻第86話「その執事、車上」より引用
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世界中を旅行しているクラウス:黒執事18巻第86話「その執事、車上」より引用

真シエルの疑惑

真シエルについてはまだまだ謎深きキャラクターです。
しかしミッドフォード侯爵の前で「弟が僕のフリをしていたんだ!」と告げ口のように言うあたり、今回ミッドフォード侯爵の前での証言は坊っちゃんに不利にならせるものをいう可能性が高いです。

今回の第147話でここまで触れられるかは定かではありませんが、近いうちに描かれるであろうこの対談は注目ですね。

真シエルについての考察は下記記事にまとめてあります

www.under-taker.com
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まとめ

さて、ここまで考察した中で疑問として残るのは、真シエルが坊ちゃんの亡命を許すかどうかという点です。

真シエルはゲーム感覚で坊ちゃんを追い詰めているので、
もし真シエルが坊ちゃんの亡命を特に妨害することがなかったとしたら、その泳がしさえ真シエルの目的の一つなのかもしれません。

坊ちゃんがフランス(仮定)に亡命し、ファントムハイヴ家と葬儀屋(アンダーテイカー)の軌跡を追うことで、何かビザールドール(シエル自身)に関する真実を見つけてほしいというメッセージが込められているのかもしれません。

さて、真相は明らかになるのでしょうか

少しでも坊ちゃんに反撃のチャンスが与えられる展開になることを願いたいです

まだ定かではありませんが、坊ちゃんの亡命が成功してくれることを祈りたいです。

真シエル‥恐ろしい子‥!

餅月