黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【ネタバレ考察】黒執事第140話「その執事、主張」Gファンタジー2018年6月号

黒執事第140話「その執事、主張」Gファンタジー2018年6月号


感想を、
書こうと思い
パソ子に向かい合って早や5分|:3ミ|:3ミ|:3ミ

何かせめて考察サイトらしいイケメンな感想を・・・!と思っていたのに...
ミーハー心の仕業かどーーーもうまく言葉にできませんのでとりあえずあらすじ読んでください(土下座

ネタバレあらすじ

扉絵:「悪魔の獲物、少年の手駒」
炎の中で互いに身を寄せあうセバスチャンと坊ちゃん


坊っちゃん「今日からお前は僕の下僕だ」
悪魔に命令する坊ちゃん
坊ちゃんは指輪を握りしめる。

シエルの遺体に近づき、その額に自らの額を寄せる坊ちゃん。

坊っちゃん「ごめんね、君を連れてってあげられない。一緒に帰ろうって約束したのに・・・ごめん・・・・。」
坊っちゃん「セバスチャン、命令だ。燃やせ。建物も死体も、すべてを灰にしろ!」

悪魔「流石はご主人様、それは良いご判断ですね。証拠を隠滅してしまえば嘘はより完璧に近づきますから。」

悪魔は指を鳴らし、大きな火柱を作る。
そして手を差し出しながら坊ちゃんに告げる

悪魔「さあ、帰りましょう。ご主人様。」


炎に包まれる真シエルの遺体を見る坊ちゃん

あれは「僕」だ
弱虫で泣き虫な「おまけのもう一人」

ここにいるのは
強くて勇気ある「伯爵家を継ぐもの」

だからーーーーーー

差し出された悪魔の手を払いのける坊ちゃん

ファントムハイヴ家当主は、この僕だーーーーー!


ーー回想終了ーーーー


真シエル「あはははははははは!!」

突然笑う真シエル。呆然としたままの坊ちゃん。

真シエル「そんなに泣きそうな顔をしなくてもいいだろう?さっきも言ったけど、お前が嘘をついていたことを叱るつもりはないよ。」
坊っちゃん「・・・・え」

真シエル「むしろお前を嘘つきだと責める奴がいたら、僕が許さない。」

黙り込むタナカと固唾をのんで見守る使用人たち

真シエル「それより僕はお前を褒めてあげたいんだ。この三年よく独りで頑張ったね。もうお前が嘘を重ねる必要はない。だって僕が戻ってきたんだからね。」
坊っちゃん「ありえない・・・だって・・・・僕は、僕が・・・。」

真シエルの遺体を思い起こし、手が震える坊ちゃん


セバスチャン「シエル・ファントムハイヴ卿。」
セバスチャン「貴方はあの晩確かに命を落としたはず。そうでなければ私は此処にいない。」


?「ご明察、確かに君の言う通りさあ…執事君。」
セバスチャン「貴方は.....」

ひょこっと顔を出す人体模型

セバスチャン&坊ちゃん「「「「誰!?」」」」

葬儀屋「ヒッヒ…やあ久しぶりだねエ、元気にしてたかい?」
坊っちゃん「葬儀屋!」

人体模型の裏から葬儀屋(アンダーテイカー)が顔を出す。模型の肩に左手をかけ、右手を振る葬儀屋


坊っちゃん「まさかお前が…!お前がシエルを...!」

葬儀屋「おっと、情報が欲しいなら対価を頂かないとねエ…と言いたいところだけど。君たちが「ファントムファイブ」を結成しミュージックホール対決に乗り出してきたとき、軽く三年分は笑わせてもらったからねエ、教えてあげよう。」

葬儀屋「あの日、炎の中から伯爵を連れ出したのは小生さ。
坊っちゃん「どうして....」

葬儀屋「だって灰になってしまったら元に戻してあげられないだろう?君たちのお父さんみたいにね。いろいろと邪魔が入って苦労したよ
セバスチャン「なぜそこまでして彼を復活させようと?」

葬儀屋「君にはわかりゃしないさ。

葬儀屋の真面目な様子の瞳が映し出される

葬儀屋「‥‥ただ、我慢ならなくなったんだよ。これ以上ファントムハイヴを失うのは。」
今までにない真剣な表情を見せ、真シエルの後ろからその肩を護るように抱く葬儀屋。


垣間見える葬儀屋と伯爵家との深く永き因縁。

第140話終了

考察

考察に移ります!
今回葬儀屋からかなり重要な出来事が示唆されました。
葬儀屋ファンとしては嬉しい誤算なのですが、葬儀屋さん、なんとファントムハイヴ家と自分自身との関係性を匂わせてきました

3年分笑わせてもらったからとはいえ出血大サービスすぎやしませんか・・・!?(鼻血)

これは完全に予想外でした!!
葬儀屋ファンとしては飴どころかパフェを与えられたような気持ちです。

葬儀屋が、ファントムハイヴ家と自分自身との関係を自ら語ることはないと思っていましたがどうなんでしょうか?

いつものように最後まで語らないパターンかもしれませんが、もしかしたら葬儀屋の走馬燈劇場でしか見ることが出来ないと思っていた葬儀屋の情報の一部が近いうちに開示されるかもしれません・・・!

それでは具体的な考察に入っていきたいと思います!

目次が長過ぎて自分でびっくりしました

注意:時系列ミスか?

坊ちゃんが悪魔を「セバスチャン」と呼んでいる

まず初めに、今回の第140話には伏線ではなく恐らくミスだと思われる個所があります。
それは坊ちゃんが悪魔にサバト会場に火を付けさせるシーンです。

ここで坊ちゃんは悪魔を「セバスチャン」と呼んでいます。
豪華客船編の回想にあった通り、悪魔が「セバスチャン」と犬の名をもらったのはサバト会場を抜け出た屋外であったはずなので、恐らくこれはイージーミスかと思います。

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黒執事第140話「その執事、主張」より
単行本では多分「セバスチャン」ではなく「悪魔」に呼び方がすり替わっていると思います。
重箱の隅をつつくようで申し訳ないです💦伏線が多いと気を張るところがとても多そうでとっても大変そうだ…(;O;
コメントで「枢先生が『つい言っちゃった』のはセバスチャンの名前だったんですね笑」と頂きました笑



予想考察答え合わせ

  • 坊っちゃんの本名が明らかになる可能性←明かされませんでした!✖
  • 回想が一旦終了し現実世界へ戻る←的中!〇
  • 残された最後の空白の時間「シエルが悪しき名となる経緯」は保留にされる←的中!〇
  • 葬儀屋が登場する←的中!〇


葬儀屋がラストに出るかも、という細かい点は外してしまいましたが、こうしてみるとそれなりに健闘したかな....!?(゚∀゚)

契約の間の空白の時間ですが、まだ真シエルが何故「悪しき名となったのか」というとても大きな伏線が残されています。
これはシエルと坊ちゃんとの関係性を180度買えるほどの大きな出来事で得あった可能性が高いため、引き続き注意しておく必要があります。

枢先生が言った「ついに言ってしまった」とは

枢先生の「ついに言ってしまった」というツイートの真意ですが坊ちゃんの名前ではありませんでしたあああ/(^o^)\ナンテコッタ
枢先生が指したと考えられるものは


  • 葬儀屋が「これ以上ファントムハイヴを失うのは我慢ならない」と言ったこと

だと考えられます。

セバスチャンは以前真シエルが初めて登場した際に「彼こそが、シエル・ファントムハイヴ伯爵です。」とすでに名前を呼んでいる為、私はこの枢先生の言葉が意味するのは「葬儀屋がついにファントムハイヴを失うのは我慢がならないといった」ことについてなのではと考えています。

ちなみに本当にこの言葉が葬儀屋のことを指していたとしたら、黒執事の中でかなり大きな転換期が近いことになります。
文字通り、「主軸の折り返し地点」とでも言いましょうか・・・。
詳しくはこの後続きの記事を読んでいただければわかっていただけると思います(*'▽')

いやしかしまさか葬儀屋のことだとは・・・ドキドキが止まりません

回収された伏線

それではいつも通り、回収された伏線から追っていきたいと思います。

シエルとマダムレッド

坊ちゃんは真シエルに別れを告げる際、そのおでこに自身のおでこを擦りつけました。
ここで私が思い出したのはマダムレッドの葬儀のシーンです。

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黒執事3巻第13話「その執事、葬送」より

今回真シエルに哀悼の意を表した坊っちゃんですが、「親族の遺体におでこを擦りつける」という姿勢がマダムレッドの時と一致しました。

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黒執事第140話「その執事、主張」より

とても細かい個所ではありますが、坊ちゃんなりの精いっぱいの愛情を込めた哀悼方法なのかもしれませんね。

真シエルの遺体を連れ出したのは葬儀屋

さてさて来ました!
出血大サービスゾーンです!!
これにつきましては「え!?いまここで明かしちゃうの!?」と正直度肝を抜かれました。

真シエルの遺体をサバトから救い出したのは葬儀屋ではないかと以前当ブログで考察しましたが、こちらは的中でした!やったあああ!
www.under-taker.com

まさかこの事実が今回明らかになるとは・・・!
やはり真シエルの遺体を助け出したのは葬儀屋でした。

遺体が灰になると葬儀屋は死者蘇生が出来ない

緑の魔女編で張られていた、こちらの葬儀屋の死者蘇生についての伏線が新たに回収されました。

葬儀屋
「(ヴィンセントの写真を見て涙を流しながら)かわいそうに・・・骨の髄まで焼けてしまって・・・。あんな死に方じゃもう・・。ああでも、『ファントムハイヴ伯爵』はまだいるからね。」
黒執事22巻第105話「その執事、尋訪」より

この葬儀屋の言いかけた「あんな死に方じゃもう…」の真意は、
「あんな死に方(灰になってしまっては)もう復活させてあげられない」でした。
やはり葬儀屋は元となる体が残っていないと死者蘇生を施すことが出来ないようです。

ちなみにこちらは、死神派遣協会と葬儀屋の力の差を図るうえで今後非常に大きな伏線になってくる可能性があります。

枢先生が以前明かされましたが、死神の目が黄緑色なのは火葬された際燐の色が目に焼けつくからでした。
つまり死神派遣協会は、遺体が火葬され灰になった人間でも死神という形で復活させることが出来ることになります。

同じ死者蘇生の力を持つ葬儀屋と死神派遣協会ですが、ここが異なります。
死神派遣協会のお上は悪魔と関わっている可能性があり、また同時に死神派遣協会は将来葬儀屋を殺す可能性があります。
そのため、この葬儀屋と死神派遣協会の上位関係の点は今後頭の片隅に入れておく必要がある問題だと考えています。

葬儀屋は何者かに邪魔をされていた

Q:何故シエルの遺体を救ったかという問いに対し

葬儀屋「だって灰になってしまったら元に戻してあげられないだろう?君たちのお父さんみたいにね。いろいろと邪魔が入って苦労したよ。
黒執事第140話「その執事、主張」より

こちらも当ブログでの考察が的中する結果となりました!
該当する過去記事を引用します。

【葬儀屋は裏社会の「情報屋」】

葬儀屋は裏社会の情報屋です。
ケルヴィン男爵でさえ知り得ることが出来たこのサバトの情報を葬儀屋がつかんでいなかったとはあまり考えられません。

もし葬儀屋が本当にファントムハイヴ家襲撃事件からサバトでの悪魔との契約までの間これらのことを本当に知らなかった場合、何者かが葬儀屋を、わざとこれらの情報がつかめないような場所までわざと遠ざけていた、もしくは邪魔をしていた可能性があります。

引用源:【考察】サバトにいた謎のフードの男の正体はジョン・ブラウンの可能性 - 黒執事考察ブログ

さらっと葬儀屋は言っていますが、これは非常に重要です。

ファントムハイヴ家襲撃事件黒幕の影

葬儀屋はやはり何者かによって邪魔をされていました。

これは黒執事の世界の中には現段階で最強キャラの葬儀屋を出し抜けるもっと上の存在がいることが確定したことになります。

今現在では敵キャラポジにいる葬儀屋ですが、この時葬儀屋は双子を助けようとしていたことが明らかになりました。

つまり、この時葬儀屋を邪魔していた勢力こそが、ファントムハイヴ家襲撃事件の黒幕であると考えて恐らく間違いないでしょう。

葬儀屋を「苦労」させることが出来るもの

今回の葬儀屋のセリフの中で注目すべきキーワードは「邪魔」も勿論ですが、同時に「苦労」というワードも非常に重要だと考えています。

今のところ登場人物の中では葬儀屋がダントツに最強です。

しかし、そんな葬儀屋ですが、実は黒執事の中で今まで2回だけ「苦労させられた」ということについて語ったことがあります。
それが今回の真シエルの遺体回収。そしてもう一つは自身のデスサイズを死神派遣協会から持ち出すときです。



・・・遂に本誌でも見えてきましたね、死神派遣協会の影が
セバスチャンでさえ敵わない葬儀屋。そんな葬儀屋を苦労させることが出来るのは今のところ死神派遣協会だけです。

葬儀屋が邪魔されていたのがいつからなのかがまだ明確ではありませんが、もしファントムハイヴ家襲撃事件の日からサバトの日まで葬儀屋が死神派遣協会によって邪魔され続けていたとしたら、彼は最長で1か月間も足止めを食らっていたことになります。

見えてきましたね・・・死神派遣協会の脅威が。
この件は非常に重要だと思いますので、後日改めて記事にさせていただこうと思います。

新たに張られた注意すべき伏線

葬儀屋とファントムハイヴ家の関係性考察

葬儀屋が灰から戻したかったのはヴィンセント「だけ」

個人的に葬儀屋のセリフで気になった点があります。それがこちらです

葬儀屋「だって灰になってしまったら元に戻してあげられないだろう?君たちのお父さんみたいにね。」
黒執事第140話「その執事、主張」より

ここで注目すべきは「お父さん」というセリフです。

このお父さんは、当然ヴィンセント・ファントムハイヴのことです。
ここで葬儀屋は「君たちのお父さんお母さんみたいにね」とは言っていません。お父さん限定です。坊ちゃんたちのお母さんであるレイチェルについてはノーコメントです。

これは葬儀屋とファントムハイヴ家との関係性を紐解くうえで非常に重要な伏線である可能性が高いです。
具体的に説明していきます

葬儀屋の言う「失いたくないファントムハイヴ」とは?

葬儀屋は「これ以上ファントムハイヴを失うのは我慢できない」と言っています。これは具体的に誰のことを指しているのでしょうか?

結論から言えば、この「ファントムハイヴ」が表す意味の中に、お母さんであるレイチェルは含まれてない可能性が高いです。
そしてこの線引きが示す意味は想像以上に大きいものであると予想しています。


ここで葬儀屋が具体的に「これ以上失いたくないファントムハイヴの人間」として想っているのは

  • ヴィンセント
  • シエル
  • 坊ちゃん

この3人のみである可能性が高いです。

なぜここまで強く主張するかといいますと、この考察には葬儀屋の宝物である遺髪入れにある「クローディア・ファントムハイヴ」が関係してきます。

坊っちゃんの祖母クローディア・ファントムハイヴ

クローディア・ファントムハイヴは坊ちゃんたちの祖母であり、ヴィンセントの母親です。
葬儀屋は彼女の遺髪入れを「宝物」として大切に持っています。

先ほど挙げたヴィンセント、シエル、そして坊ちゃん。それとヴィンセントの妻である双子の母であるレイチェル。
彼らを区別するとすれば、このクローディア・ファントムハイヴと血が繋がっているかいないかをあげることが出来ます。

ヴィンセントはクローディアの息子であり、シエルと坊ちゃんはクローディアのであり、血が繋がっています。
一方ヴィンセントの妻レイチェルはクローディアと血が繋がっていません。

葬儀屋が「どうしても失われるのが我慢できないファントムハイヴ」としてこだわるのは、クローディアの血である可能性があります。
ではなぜ葬儀屋はクローディアの血にこだわるのでしょうか?

葬儀屋の正体は双子の祖父の可能性

これはこのブログを始めるきっかけとなった最初の考察でもあるのですが、単刀直入に言うと葬儀屋はヴィンセントの父で、双子の祖父。そしてクローディアのパートナーであった可能性があります。

その人の名前は「 Cedlic.K.Ros」。これは緑の魔女編でドイツの死神が持つ家系図から読み解くことが出来ます。

そしてこの「 Cedlic.K.Ros」は、葬儀屋の本名である可能性が高いです。

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「 Cedlic.K.Ros」が怪しい理由
  • 「 Cedlic.K.Ros」は生没年が不自然に不明
  • 他のご先祖様は見える位置に名前があるにも関わらずバーコード状に見えなくなっている
  • ルドガーの言う「そういう家系かもな」とは
「 Cedlic.K.Ros」は生没年が不明

「 Cedlic.K.Ros」は誕生日、没日は明らかになっていますが、誕生年、没年が綺麗にルドガーの台詞で隠されています。

ルドガーは、死神を認識した坊ちゃんに対し、この家系図をちらりと見て「そういう(死神が視える)家系かもな」と言います。
ルドガーが「そういう家系」と言った理由として、この「 Cedlic.K.Ros」の生没年が、明らかに周りの人間と時代がずれていた可能性があります。

つまり「 Cedlic.K.Ros」は死神であり、ファントムハイヴ家は死神の血が混ざった家系である可能性があるのです。

つまりもし葬儀屋=「 Cedlic.K.Ros」であった場合、「失われるのが我慢できない三人のファントムハイヴ」は、自分とクローディアとの間の忘れ形見である可能性があります。


他にも

  • 「 Cedlic.K.Ros」はクローディアの愛人であり、関係は秘密であったこと
  • クローディアは「 Cedlic.K.Ros」との子であるヴィンセントに爵位を継がせるため、身分がしっかりした家柄の人間と結婚し、その相手との子としてヴィンセントを生んだ可能性
  • 女王が葬儀屋とクローディアの関係性に気付き、番犬のテストも踏まえ、人外の血が混じったファントムハイヴを危険視し、襲撃事件を起こすきっかけになった可能性があること
  • ヴィンセントは自分の父親が葬儀屋であることを知らなかった可能性

これらを上げることが出来ます。

「 Cedlic.K.Ros」については本当にたくさんの考察が出来ます。すでに一度すべてまとめた記事ではありますが、近いうちに改めて記事をまとめなおしてみようと思います。


すこし話はそれますが、この葬儀屋=「 Cedlic.K.Ros」なのではないかと言う考察は、当ブログで私が初めて書いた記事です
当時「 Cedlic.K.Ros」でググってみても何もヒットしなかった為「これはとにかく書いておかねば!」と思い立ち上げたのがきっかけでした。
当時はまさかこんなにたくさんの方に読んでいただけるとは思っておらず、身が引き締まる思いです

葬儀屋「君にはわかりっこないよ」という真意は

葬儀屋は、今回セバスチャンに「何故そこまでしてシエル・ファントムハイヴ郷の復活に拘るのか」と聞かれた際、「君にはわかりっこないよ」と答えます。

もし私の考察があっていたとしたら、葬儀屋がファントムハイヴにこだわる理由は彼らが愛する人と自分との間に生まれた忘れ形見だからである可能性があります。その感情はとても人間的で、確かに悪魔にはわかりっこないものなのかもしれません。

真シエルの優しい言動

最後に真シエルについても少し言及して置こうかと思います。
今回の真シエルの台詞は、坊ちゃんを思いやる非常に優しいものばかりでした。
嘘をついたことを責めるつもりはない、むしろ三年間一人でよく頑張った。もう僕がいるから安心しろなどなど・・・。

しかし私の中ではまだ真シエルをとても不気味に感じています。理由としては坊ちゃんの怯え具合が違和感として残っているからです。
死別した家族、ましてや「シエルがなりたかったシエルになる」と言う覚悟で契約した坊ちゃん。そのシエルが生き返ったら、本来何もなければ嬉しいはずです。

しかしこの怯えよう・・・。
何度も言いますが、契約後の回想シーンではまだ「シエルが坊ちゃんの中で悪しき名となった理由」が明かされておらず、伏線として残っています。
恐らくこれが明かされるとき、真シエルの本当の人物像と、ファントムハイヴ家襲撃事件の黒幕に繋がっていくのだと思います。

今のところですと、
私は真シエルは坊ちゃんとずっと一緒にいたいがために何らかの形でファントムハイヴ家襲撃に加担しており(悪しき名となった理由)、それを斡旋させた人物こそ、女王と死神派遣協会であると考えています。

真シエルは坊ちゃんにとても優しいです。確かにその様子からは坊ちゃんへの愛情を感じます。

しかし坊ちゃんは怯えています。
真シエルは、回想の中で母親のレイチェルが坊ちゃんへ触れた際不快感を表しました。また現実世界では、坊ちゃんだと思った自分を気付かい額に手を当てようとしたソーマに対し「気安く触れるな」といい発砲しました。

これらは坊ちゃんへの異常な執着である可能性があります。以上のことから、私は真シエルから坊ちゃんへの愛情は歪んだものであると考察しています。


余談メモ( ..)φ:葬儀屋のセリフにデジャブ

これはコアすぎるので完全なオマケです笑
今回種明かしを始めた葬儀屋さんですが、その言い回しは豪華客船編の時とほぼ一致していると言っていいほど酷似しているのでまとめておきます

豪華客船編にて
葬儀屋「--と言いたいトコだけど、伯爵には不死鳥ポーズでさんざん情報料を支払ってもらったからね。教えてあげよう。」

葬儀屋「確かにこの動く死体を造り出したのは小生だ。」

黒執事13巻第60話「その執事、動揺」より

青の教団編にて
葬儀屋「・・・と言いたいところだけど、君たちが「ファントムファイヴ」を結成しミュージックホール対決に乗り出してきたとき軽く三年分は笑わせてもらったからねえ。教えてあげよう。」


葬儀屋「あの日炎の中から伯爵を連れ出したのは小生さ。」

黒執事第140話「その執事、主張」より

この言い回しが十八番みたいですかわいい
ちなみにこのシーン。「確かにーーーしたのは小生だ」のそれぞれのコマは、どちらも葬儀屋の上半身を左斜め前からあおりの角度で描かれているためアングルまでとても似ています。

豪華客船編

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黒執事13巻第60話「その執事、動揺」より

青の教団編

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黒執事第140話「その執事、主張」より

まとめ

もう感想は語彙力が乏しすぎて上手く表現できないのであきらめました_(:3」∠)_
一言でまとめたら葬儀屋さんが出てきてくれてうれしかったです。・・・あああ語彙力仕事してくれ頼む・・・

想像の500倍葬儀屋さんが深い点まで話してくれたので今後に期待したいです!
あーーー・・・来月の黒執事に葬儀屋が確実に出て来てくれるなんて天国かな・・?

葬儀屋は一体どこまで話すのか。
真シエルの真実についてはいつ明らかになるのか。まだまだ記事にしたいことが沢山です。

あ、そういえば葬儀屋さんのデスサイズについている骸骨が「クローディア本人の骨」かもしれないことについてもそろそろ下書きを完成させないとなあ。
いや、結構根拠として挙げられそうなものはいくつか存在するため割と本気でそうなんじゃないかと思っています←

でも先ずはアンダーテイカ―=「 Cedlic.K.Ros」であることのまとめ直し記事かな。
だけど今日はここまで!!

寝ます!!


餅月