黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!枢先生の「嘘という名の伏線」に騙されないように頑張ってる人が管理人。葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログです

【考察】黒執事第138話「その執事、推敲」Gファンタジー2018年4月号

考察あたったーーーー(゚∀゚)!
考察あたったああああァァァ(((゚∀゚)))
うおああああああーーーーーー((((((゚∀゚))))))
こんにちは餅月です!
「悪魔は人を生き返らせることが出来るのか」と坊ちゃんがセバスチャンに尋ねるのではないかという考察が・・・!やったああ当たりました!
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内容も概ね予想通り空白の時間に入りましたね。枢先生が一気に書き上げたかったのは「3つの願い」についてだったようです。
「嘘をつくな」と願うくだりでは真シエルとの絡みはありませんでした。
確かにこのタイミングで真シエルの絡みを入れてしまうと、契約がなかなか締結しないですよね。三つの願いをスピーディーにまとめるには真シエルについて言及しない方がいいのかなと感じました。しかしまさか、ご丁寧にテーブルまで用意して、死体まみれのサバト会場の中でここまで事務的に契約の話を二人がしていたとは意外でした。

三つの契約をすべて詰め込むだけでも42ページに達してしまいました。
普段の黒執事に比べてセリフ、文字数もひときわ多かったです。

今回、契約によってセバスチャンは途中から嘘を付けなくなりました。なので今後の考察は再びセバスチャンの言葉を間違いのない根拠として考えることが可能になるので、もう少し楽になるかな?と思っています。
ちなみにこの「途中から」というワード。結構重要だと思っています。後ほど具体的に説明しますね。それでは考察に移っていきます。

普段との違い

椅子に座るセバスチャン

今回の二人の契約シーン。セバスチャンにどことなく違和感を覚えた方は多いのではないでしょうか?契約の際用意されたのは黒いテーブルと椅子が二脚。
そう、セバスチャンが椅子に座っているのです。しかもコマによっては足まで組んでいます。私は、セバスチャンに対し彼が椅子に座っているイメージが全くありません。密室殺人事件編のジェレミー牧師と、寄宿学校編でミカエリス先生として坊ちゃんと接していた時のみ、セバスチャンは椅子に座っていました。
このような他人の目を欺く必要がある時以外で、セバスチャンがゆったりと椅子に座りながら談笑しているようなシーンを私は思い浮かべる事が出来ません。

悪魔6のパーティーで自身が一位をとり、グレルに「こんな日くらいあんたも座んなさいヨ」と言われた時でさえセバスチャンは椅子に座ろうとしませんでした。

枢先生は恐らく黒執事でセバスチャンを書く際、「椅子に座らない、いつでも完璧な執事の姿」にこだわっているのだと思います。
豪華客船編の回想の中で、二人が出会った直後について、坊ちゃんがこのように述べているシーンがあります。

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黒執事16巻第63話「その執事、修行」より

坊っちゃん
「伯爵と執事・・・。僕もお前もまだニセモノだ。」

今回の第138話での二人はまだ、ただの子供と一匹の悪魔です。セバスチャンも完璧な執事ではありませんでした。
今回の椅子に座るセバスチャンの姿は、中身がただの悪魔であること、まだ私たちがよく知っている完ぺきなセバスチャンとはかけ離れていること。それらをさらに強調する一面であると考えられます。

回収された伏線

空白の時間:具体的な契約内容

今回具体的な契約内容が明らかとなりました。想像以上の心理戦が繰り広げられていたようです。坊ちゃんの例え通り、まるでチェスのようでしたね。契約の具体的な内容は後に別記事に分かりやすくまとめておきます

近日公開
具体的な三つの契約について

三つの願いを叶えると提案したのはセバスチャン

悪魔が叶える願いの数を提示したのはセバスチャンでした。3つの願いと聞くと、アラジンのランプのせいジーニーを思い起こします。
ジーニーは元から願いは3つしか叶えられないという鉄のおきてがあったようですが、今回セバスチャンは適当にその場で叶えられる願いの数を決めたように聞こえました。私だったら「えー!あと1個オマケして4個にしてよ!」とか言ってしまいそう

「死んだ人間を生き返らせることは出来るのか」

さて、今回の話の中で最も重要そうなのはのはこの問題です。
紐解くうえで大切なのは、この時点でもまだセバスチャンは嘘をついている可能性があるということです。

坊ちゃんの「死人を生き返らせることが出来るのか」という坊ちゃんの問いに対するセバスチャンの回答はこれです。

悪魔「穏やかで幸せな時間をお約束しますよ。」

まず大前提として、この回答はそもそも死んだ人間を生き返らせられるかどうかの答えになっていません。
もしこの質問に解答するならば「イエス」か「ノー」の二択しか存在しないからです。
英語の文法的に考えてみればわかります。
坊ちゃんの質問は「Can you~?」です。必然的に答えは「yes,I can」か「No,I can`t.」の二択であることが明白です。
それにもかかわらず「穏やかな時間を約束する。」という回答・・・。
英語のテストだったらペケかも笑

当然セバスチャンとしてはそれをわかってこの発言をしたはずです。この回答は、質問者をはぐらかす回答です。
これは結局、言葉の受け取り手側に、本当の真偽に関係なく、勝手に「どちらなのか」を想像させてしまう回答となります

ここで悪魔の口車に伸されらていない、正解の答えがあるとすれば、
「それは答えになっていない、イエスかノーかで答えろ」ではないかと私は考えています。

しかし坊ちゃんは「嘘だ」と言ってしまいました。
セバスチャンの発した回答は、一見的を得ているように見えていながら実のところ支離滅裂です。
嘘か本当か、という話ですらないのです。

それなのに「嘘」と言ってしまったこと。
これがあらわすことは、坊ちゃんは悪魔の支離滅裂な話の中から、「イエス」か「ノー」かという、回答の幻想を独自で生みだしてしまったということです。これはとても危険な状態だと感じます。


何故坊ちゃんは「嘘だ」といったのか

「穏やかな時間をお約束しますよ」
この言葉の意味を考えると、様々な幻を見ることが出来ます。

  • (シエルを本当に復活させられるから、)穏やかな時間を約束しますよ。
  • (シエルを復活は出来ないけど、そう信じ込ませる事は出来るから)穏やかな時間を約束しますよ。
  • (坊っちゃんを殺し、死後の世界で)穏やかな時間を約束しますよ。

などなどなど・・・・
パターンは未知数です。これがセバスチャンが坊ちゃんと、私たちに見せようとしている幻想だと感じています。
セバスチャンが坊ちゃんの質問に「イエス」「ノー」で答えてない今、この中からどれが本当のことなのか決定できる術はありません。すべてが根拠のない私たちの思い込みとなってしまいます。(前述した通り、そもそもこの中に「答え」なんてないと思いますが・・・。)

「嘘だ」といった坊ちゃんには、何か「真実」にみえる幻想が生まれていたはずです。それこそが坊ちゃんの場合

  • 渡り賃は2度と戻らないとおまえは言った。
  • つまり死んだ人間を生き返らせることや時間を戻すことは出来ない
  • 『死んだ人間が生きている』そう僕に思い込ませることが出来るだけ

だったのでしょう。
一つずつ説明していきたいと思います。

渡り賃は2度と戻らないとおまえは言った。

この時点でセバスチャンは坊ちゃんと契約していません。坊ちゃんはこのセバスチャンの発言を土台としてこの論理を考えたようですが、そもそもこのセバスチャンの発言が真実である保証はどこにもありません。
むしろセバスチャンが坊ちゃんを契約まで漕ぎつけるために「シエルは戻らない」と嘘をついた可能性が高いと考えています。

死んだ人間を生き返らせることや時間を戻すことは出来ない

上記でも挙げた通り、坊ちゃんが根拠として挙げた「渡り賃は2度と戻らない」というセバスチャンの発言自体の信憑性がありません、
また更に「時間を戻すこと」についてセバスチャンは一度も言及していません。これは坊ちゃんが頭の中で描いた根拠のない情報です。

『死んだ人間が生きている』そう僕に思い込ませることが出来るだけ

何故「思い込ませることが出来る」と坊ちゃんは思ったのでしょうか?
先ほども述べたように、ざっと考えただけでもセバスチャンの言う「穏やかな時間」とは何通りも予想することが出来ます。それらの中から「思い込ませる」ことを限定して言う根拠はどこにも存在しません。


以上のように、坊ちゃんが「嘘だ」と指摘したことは、実はすべて根拠があやふやであることが分かります

それに対してセバスチャンはこう答えます。

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黒執事第138話「その執事、推敲」より

・・・・・ゾッとするものがありませんか?
本当に・・・?本当に坊ちゃんは「気づいた」のでしょうか?
普段でしたらセバスチャンの言葉をすべて真実の証拠としてとらえることが出来ます。
しかし何度も言うように、今回はこの時点でもセバスチャンはまだ嘘が付ける状態です。

本当は私は坊ちゃんは何も気づいていないのだと思います。むしろ悪魔セバスチャンが巧みに織り交ぜた言葉の幻想に、ものの見事に捕まってしまっただけのように私には見えてしまうのです。

セバスチャンは坊ちゃんに勝手な幻想を見せ、こう続けます。

悪魔「よくお気づきになりましたねえ」

悪魔「冷静ですし、勘が良くていらっしゃる。先ほどまで赤子のように泣きわめいていたとは思えません」

坊っちゃん
「なっ・・・馬鹿にするな!」

と・・・。私にはこれが悪魔による「信憑性のないリップサービス」のように聞こえます。
意味もなく悪魔に「正解正解、すごいねー」とヨイショされ、坊ちゃんは悪魔を出し抜いた、悪魔の嘘を見破った、と悪魔によって思い込まされているだけように私には見えるのです・・・。


以上のことから、私は坊っちゃんから「嘘だ」という言葉が出てくることこそ、坊ちゃんがすでにセバスチャンの話術にはまってしまっている証拠なのではないかと感じています。

私は以前の記事で、

  • 今のセバスチャンの話は信じてはいけない
  • セバスチャンは嘘をついている可能性が高い

と言及しました。今回坊ちゃんが「嘘だ」と発言した時、一瞬「考察当たったきたあああああ!」とタコ躍りをしかけたのですが、冷静に考えると以上のような疑問点を感じることが出来ました。
セバスチャンが嘘をついているのは恐らく事実です。ですがセバスチャンの嘘は実はまだ何も見破られてないのだと感じています。

その「嘘」が明らかになるのはおそらくもうちょっとだけ先の話なのだと思います。
セバスチャンが契約の際についた嘘が暴かれるその時にこそ、シエルが「悪しき名」となる時だと予想しています。
セバスチャンは今回ようやく嘘を禁じられました。今回の話では嘘を禁じられてから「人を生き返らせることが出来るか否か」についての言及はありませんでした。
次回かその次辺りで、ようやくこれらの嘘ではない真実が明らかになるのではないかと感じています。

※予想しているセバスチャンの嘘と真実について簡単にまとめておきます

  • 真シエルはこの時点で生きている
  • 悪魔は死んだ人間を生き返らせることが出来る
  • 「渡り賃は頂いた」「それは2度と戻らない」は嘘
  • 何故これらの嘘をついたか。それは坊っちゃんと契約を結ぶため(真シエル復活で即契約が満了されてしまうとつまらない、腹の足しにならない、絶望で塗り固められた魂に仕立ててから食べたいと思ったからか?)

つまりセバスチャンは契約さえ完了してしまえば、むしろ坊ちゃんを絶望の淵に叩き落すため、これらの真実を伝えるつもりでさえいるかもしれません。


さて、今回なんと考察が書ききれませんでした。
他にも伏線が沢山あったのですが、それらをすべて1記事にまとめると膨大な量となってしまいます。考察の続きは下記記事をご覧ください。
ひとまず書きたい内容の題名だけ箇条書きさせていただきます。

第138話考察の余地があるポイントまとめ

  • 嘘をつくなと言われてから、セバスチャンは坊ちゃんが真シエルに近寄らないようにしている
  • 新たに張られた伏線: 坊っちゃんの代価の解釈
  • セバスチャンの方が坊っちゃんより上手
  • 劣悪な環境下で一か月間、坊ちゃんは咳が全然出ていない

劣悪な環境にいたにもかかわらず坊ちゃんは咳が出ていない(おそらく重要な伏線。真シエル登場と同時に再発の予兆を見せていた。両親、真シエル、もしくはファントムハイヴ家の人為的何かが影響していた可能性が高い。)

  • をこんな目に合わせたという発言
疑問点
  • 二重契約について(伏線かどうかはまだわからない)

これらをまとめた第138話の続きの考察はこちらをご覧ください!
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近日公開予定まとめ記事
契約内容まとめ
近日公開予定まとめ記事
悪魔は死んだ人間を生き返らせることが出来るのか

まとめ感想

セバスチャンが嘘をつく状態になって分かったのですが、黒執事の考察は「人狼ゲーム」に似ています。
セバスチャンが語る「真実」を基に「嘘」を探っていく・・・。正しく感覚は「人狼ゲーム」です笑
しかし最近のセバスチャンはイレギュラーで嘘をつきます。
むしろ逆で、全ての発言が真実である保証がどこにもありません。普段考察の道案内となるセバスチャンが私たちを騙くらかしに来ているような気がしてなんだかとってもやりがいがあって面白いです。
私は果たしてセバスチャンに騙されているのでしょうか?なるべく頑張って抗いたいとは思います笑
ありがとうございました!

餅月