黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【予想】『黒執事』今後の展開予想

こんにちは、餅月です 

そろそろ今後のなんちゃって展開予想をしてみようかなあと思います。

あくまで予想ですので、1説として楽しんでいただけますと幸いです。

 

現在の黒執事

本誌では今まで開かされることがなかった、坊ちゃんから見た具体的なセバスチャンと出会うまでの回想されています。

坊ちゃんは数ヶ月もの間本邸のロビーに立ちっぱなしです…

 

今後の予想

1.セバスチャンに「嘘をつくな」と命じた経緯と、坊ちゃんのシエルへの思想の変化

現在黒執事は坊ちゃん目線から、どのような理由で悪魔と契約したかが紐解かれました。しかし前記事でも指摘した通り、この坊ちゃんの主張は現在の坊ちゃんの主張と異なっています。これは今後セバスチャンを通じ、坊ちゃんから真シエルへの感情が大幅に変化したことを表す伏線である可能性が高いと感じています。

詳しくは下記記事をどうぞ

www.under-taker.com

 

坊ちゃんが何故真シエルの復活をここまで恐れているのか、セバスチャンによって暴かれた真シエルの二面性についてなどが、近いうちに過去回想で明らかになるかもしれません。(坊ちゃんの回想として描かれるとすれば、今月号の2018年4月号で明らかになる可能性もあると感じています。)

 

2.真シエルの生死を通じ、坊ちゃんが悪魔に「人を生き返らせることが出来るか」問う

2018年4月追記;こちら考察的中しました!ありがとうございます!

坊ちゃんは一度セバスチャンに「シエルを返して!」と願いましたが聞き届けられませんでした。しかしこの回の時点でのセバスチャンは

  • まだ契約前であったこと。
  • 嘘をつくなと命じられていなかったこと。
  • 坊ちゃんを契約に漕ぎつけさせるため嘘を吐き誘惑した可能性があること

であったことから、「悪魔が人を生き返らせることが出来ない」と断言するには不安定な要素が多いと感じています。

坊ちゃんは真シエルの二面性をセバスチャンから知り、「あえて真シエルを生き返らせなかった」のかもしれません。

余談ですが、もしかしたらこの選択こそが真シエルが緑の魔女編で主張した「あんな選択」なのかもしれませんね

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黒執事20巻第95話「その執事、失望」より

 

悪魔が死者蘇生できるのか。これは今回葬儀屋と死神派遣協会も関わっている青の教団編において非常に大きな意味を持つ疑問であると感じています。

 

詳しくはこちらをどうぞ

www.under-taker.com

 

3.ストーリーテラーが坊ちゃんから葬儀屋へバトンタッチ

現在、黒執事は坊ちゃんからの視点での過去回想が行われています。

いうなれば坊ちゃんがストーリーテラーです。逆に言いますと、今行われている回想は、坊ちゃんが知り得た情報までしか過去回想が出来ないこととなります。

坊ちゃんにとって今目の前で生きている真シエルの存在は完全に予想外の出来事であり坊ちゃんに説明できるものではありません。

この壁にぶち当たった際に、過去回想のストーリーテラーが坊ちゃん以外の何物かと交代になる可能性があります。

私は、新たなストーリーテラーは真シエルの遺体を会場から助け、死者蘇生した葬儀屋ではないかと感じています。

 

葬儀屋だと感じる理由はほかにもあります。

タウンハウスでアグニ達を襲った真シエルですが、その際真シエルは馬車できていました。そしてその馬車の御者が白く長い髪にシルクハットでしたので、この御者の正体は恐らく葬儀屋ではないかと思います。

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黒執事25巻第125話「その執事、帰投」より

また今回、坊ちゃんより一足先にファントムハイヴ邸に帰宅した真シエルですが、その際も「馬車」できていました。

なのでその馬車の御者が再び葬儀屋である可能性が高く、となると葬儀屋はもう既にファントムハイヴ本邸の中にいる可能性が高いと感じています。

 

葬儀屋登場シーンと近い時期に、リジー、ブラバット、お星様方あたりも登場するかもしれませんね。

アグニを殺したナイフ使いはもし万が一正体がドールであった場合、彼が登場するとすぐ場内が戦闘シーンになってしまう可能性があります。もしナイフ使いが登場するとしても、ワンテンポ遅いタイミングになるのではと感じています。

 

4.葬儀屋によって坊ちゃんが知らなかった「あの日」の続きが暴かれる

葬儀屋が真シエルを生き返らせた経緯を暴露します。

葬儀屋のファントムハイヴ家とヴィンセントへの執着具合から見て、豪華客船編、寄宿学校編で死者蘇生を試みていた真の理由はおそらく「真シエルの完全復活」を目指したものだったのでしょう。(他にもっと生き返らせたかった人はいた可能性がありますが、遺体の物理的破損状態から不可能だったのかもしれません。ヴィンセントやクローディアなど。)

 

 5.ソーマ、悪魔と契約しアグニ生き返るか?(可能性は低い)

今回ソーマはアグニを失い、大きな復讐心に包まれています。

ソーマは襲撃の直前に「シエルは昔の俺に似てる。」と言っています。そして作中におけるキャラクター像としてアグニもソーマもいい人すぎる人物として描かれきました。これは「ソーマがシエルと同じ道を行く。」ということの伏線である可能性があります。

 

何度も主張してきていますが、黒執事という作品内において、アニメ、原作全てで悪魔に死者蘇生を願った人物は今のところ誰一人としていません。

ソーマが悪魔を呼びだすことで、アグニを生き返らせることを望み、「悪魔が人を生き返らせることはできるのか」という謎が説かれる可能性も少なからずありうると感じています。

しかしそういいつつも、この説の可能性は比較的低いと感じています。

理由としては坊ちゃんがセバスチャンに「人を生き返らせることが出来るのか」聞いていればこのくだりをわざわざインド組をつかって紐解く必要が無いということ。

また生き返ったアグニとソーマが今後どうなるかあまり想像が出来ないという点です。

もしソーマが悪魔に「アグニを生き返らせろ」という願いのもとに契約をしたとすれば、速攻ソーマは悪魔に食われてしまいます。またそうなってしまったら、たとえせっかく生き返ったとしてもアグニも悪魔と戦って死ぬ等、あまりいい結果は起こらないでしょう。

なのでこの説はあまり自信がありません。

しかし「ソーマと坊ちゃんは似ている」という明確な主張と良すぎる人柄、そして今回の悲劇・・・。何らかの形でかかわってくるのではないかとも感じています。

 

6・悪魔、葬儀屋、死神派遣協会の三つ巴対決inファントムハイヴ本邸

 

人を生き返らせることができるのは現在は葬儀屋と死神派遣協会のみです。

死神派遣協会は葬儀屋を追っています。

何故死神派遣協会は葬儀屋を追っているのでしょうか?

協会を離脱したからでしょうか?

しかし葬儀屋が協会を離脱してから50年は経過しています。何故今更死神派遣協会が葬儀屋を追い始めたのか。それは葬儀屋が死神派遣協会と同じ死者蘇生の力を手に入れたからの可能性があります。

死神派遣協会にとって葬儀屋は自分たちを脅かしかねない第三勢力の脅威となりつつあるのです。

詳しくはこちらの記事にまとめてあります。

 

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死神派遣協会のお上の代理人はオセロです。

オセロとグレルのいる位置が、死神派遣協会のいる位置といっても過言ではないでしょう。となると、青の教団編において死神派遣協会はすでに葬儀屋とスフィアミュージックホールのかなり深い中枢まで来ていることとなります。

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黒執事24巻第119話「その執事、示教」より

今回ファントムハイヴ邸で攻防が起こる場合は、葬儀屋vsセバスチャンvs死神派遣協会となるかもしれません。

双子の生死については・・ごめんなさい、まだ考察までは難しいです。

双子が同時に生存していることはあまり考えられないような気がします。どちらが死ぬかといえばやはり真シエルでしょうが、満を持してようやく登場した真シエルがすぐに死ぬとも考えにくく・・・。かといって坊ちゃんが死んでしまったらやはり「黒執事」としてそれはどうなのかと。何より回収されていない伏線がまだまだ沢山あるので、ブラバットが言うように「案外(黒執事の)終わりはアッサリ・・。」なんてことはないと思います。今回は適度に頃合いを見て葬儀屋と共ににいったん逃げる・・などが一番考えられるパターンでしょうか?

 

7・青の教団編は「死神派遣協会」に視点を移すきっかけの章である可能性

そして今回の青の教団編は、坊ちゃんが双子であったことを暴くのと同時に、

「黒執事」の話の筋を死神派遣協会にシフトしていくためのものである可能性があります。

 

今回の戦いで葬儀屋が死ぬことはおそらくないでしょう。

理由としてはお上の代理人とはいえ、まだ動いている死神がオセロとグレルしかいないからです。グレルは置いておくにして、オセロはデスサイズをカスタムしていないなど、戦闘要員ではありません。

葬儀屋を殺すことが出来る人物は恐らく死神派遣協会のトップでしょう。

しかし今回死神派遣協会は具体的に葬儀屋を像として認識し、軽く接触する程度にとどめる可能性が高いです。葬儀屋が死ぬとすれば、別の章で、死神派遣協会が具体的な戦闘力として何者かを派遣した時でしょう。(葬儀屋の体中の傷は、デスサイズを奪還した時に死神派遣協会によってつけられた可能性があります。人間だったころの傷、死因とも考えられますが、アニメ版葬儀屋が現役時代に傷が無いこと、ほかの死神たちにも自殺時についた傷などが見受けられないことから)

 

 

今回、青の教団編を通じ「死者蘇生が出来る」存在として悪魔が名乗りを上げた場合、死神と悪魔との真の上位関係が明らかになる可能性があります。

具体的に言えば死神は悪魔を「害獣」とののしっていますが、死神派遣協会の設立と、死神派遣協会に「死者蘇生」ができる力を与えたのは悪魔である可能性があるからです。18世紀イギリスにおいて「悪魔の仕業」の異名を持つ眼鏡を大事にしているあたりが、これらを疑う大きな理由の一つです。

詳しくはこちらをどうぞ

 

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8.死神派遣協会について

葬儀屋は、 本人が意図してから意図せずかいまや死神派遣協会と渡り合える力を秘めたいわば第3勢力となっています。死神派遣協会はこれをおそらく危険視しています。おそらくこれが死神派遣協会が葬儀屋を追っている理由です。葬儀屋は潰される可能性があります。

9.葬儀屋死亡

葬儀屋は真のラスボスではないと感じています。

いわば中ボス。しかも実際は坊ちゃんの味方であるという立ち位置ではないかと予想しています。坊ちゃんが真のボスに向かう前に、おそらく死神派遣協会によって途中で死亡すると予想しています。(坊ちゃんを守って死ぬ、などのくだりあり) 

 

葬儀屋の身の上話は、坊ちゃんの身の上話が語られるよりも困難を極めると思います。

本人が直接語るとも思えず、知る方法は恐らく走馬燈劇場しか無いでしょう。

となると、デスサイズで葬儀屋は傷を負うことになります。

普通の死神(グレル、ロナルド)では葬儀屋には勝てません。しかし死神派遣協会には、もし彼の傷がデスサイズ奪還時にできたものだとしたらその力を備えた人物がいるはずです。

 

10.葬儀屋の走馬燈劇場

葬儀屋の走馬灯、もしくはその前後で葬儀屋の真実が明らかになるかのうせいがあります。葬儀屋の走馬燈により、セバスチャンたちは葬儀屋とクローディアの秘密の関係性と、ファントムハイヴ家に死神の血が入ったことを知ります。

そしてそれを女王が知ったことも。

葬儀屋は恐らく女王がその事実に気づき、番犬としてのテストと死神との混血という脅威の芽を摘むという意味合いでファントムハイヴ家を襲撃したということを知っています。(女王が気に入らないと発言していることから。)

葬儀屋の走馬燈からこれらのことが明らかとなり、真の黒幕が発覚する可能性があります。

 

またそれだけではありません。

女王は死神派遣協会のお上とも関係がある可能性があります。つまり「女王&死神派遣協会が真のラスボスである」ととらえてもおかしくないかもしれません。

詳しくはこちらをどうぞ

 

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葬儀屋は伝説の死神です。まだ若い他の死神と違い、おそらく死神派遣協会の成り行きや悪魔との本当の関係性も理解しているはずです。

もし悪魔が死神派遣協会の設立に関わっていたことが葬儀屋のレコードから明らかになった場合、物語は大きな分岐点になるかもしれません。

余談ですが、フランシス、エドワード、エリザベスとも葬儀屋がもし血縁関係があった場合もここで明らかになるかと思います。

 

11.真のラスボス「女王&死神派遣協会」に挑む

坊ちゃんの願いである「復讐」その相手が女王と死神派遣協会であることがわかり、セバスチャンとシエルは戦いに挑みます。

そして復讐は何らかの形で果たされ、シエルセバスチャンに魂を取られる・・・

 悪魔が一人高笑いして、物語は幕を閉じる・・・

 

まとめ

つたない点ばかりですが、今ざっと考えている今後の黒執事の予想を書き連ねてみました。読みにくくて申し訳ありません💦

真シエルの今後など、まだまだ考察するには情報が足りず、予想さえ難しい点につきましては疑問のまま残させていただきました。

しいて言えば、これはあくまで根拠のない予想ですが、真シエルは葬儀屋とともに死ぬ気がします。

この説で回収できていない伏線は、ドイツの死神ザーシャによる「世界大戦」を予期させるセリフでしょうか・・・。

それ以外は一応この予想である程度伏線は回収できているかと思います。

 

葬儀屋がビザールドールを「動物兵器」といい、実際に世界大戦で利用された「サリン」が登場していることから、黒執事を書くうえで枢先生がこれらの歴史的史実を意識していないとは考えにくいです。

 

また死神派遣協会は、オセロの「進みすぎている」という言葉が表す通り「時代を超越した存在」です。ボールペンを使い、当時存在しないエンジンを搭載したデスサイズ。そして今現在の私たちですら成し遂げていない超未来的な力である究極の「死者蘇生」という力。これらの未来の力が死神派遣協会にはすでに備わっています。

 

もし今後私の予想通り、セバスチャンと坊ちゃんが死神派遣協会に向かっていくとしたらこのような「進みすぎている」事案に対抗する力が必要となります。

その力こそが「サリヴァン」という存在なのでしょう。

もし本当にそうだとしたら、そのサリヴァンの家に何度も自ら赴き、お茶とお菓子を食べながら動向をうかがい続けている女王・・・・

お、恐ろしい限りです。

 

現在の黒執事は1889年です。

第一次世界大戦は1914年~なので、坊ちゃんが生きていたとしたら38歳・・?

そこまで生きているとは私の中では何となく考えにくく、このあたりの伏線は「負の遺産」として後々に影響を与えた、という形で語られるのかな・・?なんて考えているのですが実際にはどうなるんでしょうね。

久々にたくさん考えたため頭が痛くなりました(+o+)

 

今回はここまで!

お付き合いいただきありがとうございます(#^^#)

 

餅月