黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!枢先生の「嘘という名の伏線」に騙されないように頑張ってる人が管理人。葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログです

月刊Gファンタジー3月号黒執事第137話「その執事、折衝」考察

こんにちは!餅月です
今回の黒執事は非常に興味深かったですね。
「あっ、枢先生ここが描きたかったんだな!」「あっ!ここ仕掛けてきたな!」と感じるシーンが山ほどありました( ^)o(^ )

あと余談ですがアシスタントさんの「思ったより液状だった」というこちらの枢先生のtwitter上での発言、私は「セバスチャンの正体が思ったより液状なのかな~、サソリのお尻とかまで出てきてたし」と友人と話し合っていたのですがまさしくドンピシャでした!書いておけばよかったあああ

考察の前に簡単な感想を・・
悪魔が坊ちゃんを見つめたときの昆虫の目はおそらく蠅(ハエ)でしょうか?蠅と悪魔、といえば蠅の王である悪魔ベルゼブブを彷彿としますね。
セバスチャンが真シエルの頭をつかみ持ち上げるシーンは衝撃的でした。「あの時はよくもやってくれたな」という真シエルのセリフがありますが、あれはこの屈辱的な行動のことも示していたのかもしれませんね。(もちろんメインの意図はお腹を割いて指輪を取り出したことでしょうが・・・)
「僕がシエルを生贄にした」ということは個人的に少し違和感を感じました。偶然そうなってしまったといった方が近いような・・・。もしかすると坊ちゃんに兄の死の責任を痛烈に感じさせ、自分と契約を結ばせようとする悪魔による真偽の図れない誘惑だったのかな?とも感じました。
坊ちゃんの「どうしよう」というセリフは衝撃的でした。今までこの間は描かれていなかったので、この坊ちゃんの混乱と悩みはとても人間的で、見ていて胸が痛かったです。
あと悪魔の「まだ頭に卵の殻を付けた雛鳥」と坊ちゃんを例えたことが個人的にとてもかわいいなと思いました🐣

考察

それでは考察に移りたいと思います。
今回は第137話を読むにあたって、気を付けて注目すべき点が2つありましたので先にあげさせて頂きます。

第137話で注意すべき点

  • サバトに集った大人たちの中で、一人だけ明らかに区別された人物
  • 第137話ではセバスチャンの話を信用してはいけない

サバトの中で一人だけ明らかに異なる人物

満を持して今回セバスチャンはようやく坊ちゃんの元へ現れました。
汚らわしい大人たちが逃げまどう中、一人だけ明らかに区別された人物が描かれています。それがこちら。

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黒執事27巻第137話「その執事、折衝」より


こちらのコマの中央に描かれた人物のみ、悪魔が召喚されたにも関わらず冷静さを失っていません。
他のコマでもこのように達観した様子の大人は一人もおらず、皆動揺し大人は逃げ回っています。明らかにこの人物だけ区別されていることが分かります。
おぞましい姿の悪魔セバスチャンを前にしても動じないこの人物の正体は人外であることは間違いないでしょう。
ではこの場にいる可能性がある人外は誰か。

女王の馬蹄ジョンブラウンか、タウンハウスでアグニ達を襲った犯人のどちらかであると考えています。
今のところどちらだと確定するには情報が足りません。特にジョン・ブラウンは恐らくこの時すでにこの場にいたと考えられます。
葬儀屋の可能性も疑いましたが、豪華客船編にて葬儀屋は「セバスチャンがなぜ執事をしているのか」、その理由を知りませんでした。
よってこの人物が葬儀屋である可能性は今のところ低く感じています。

アンダーG様(コメント欄より引用)
もしサバトにいたのが葬儀屋だとすると、客船編での「害獣風情が何故燕尾服で執事なんか…」とのセリフと矛盾するような?その場にいたのなら、成り行きで分かってたような気がしました

ご助言いただきありがとうございます!(*^^*)

サバトに葬儀屋はいつからいたのか

真シエルを死者蘇生し蘇らせた人物は葬儀屋でしょう。
緑の魔女編で葬儀屋の技術を持ってしても「骨の髄まで焼けてしまった遺体を死者蘇生すること」は出来ないことがすでに明らかになっています。
豪華客船編の回想シーンで語られている通り、この後サバトの会場はセバスチャンによって火が放たれます。
つまり、真シエルが今復活するためにはあの豪華の中から何者かが遺体を回収しないと不可能です。
葬儀屋は裏社会の情報屋です。ケルヴィン男爵やその他の貴族が知りえることのできた「ファントムハイヴ伯爵の子息がサバトで生贄の仔羊にされる」という情報を知らないはずがありません。葬儀屋はファントムハイヴ襲撃事件の日と、サバトで双子が生贄にされるまでの一か月間、一体どこにいたのでしょうか?葬儀屋はこの時会場内にいてあえて何もせず双子の様子を見ていたのでしょうか?

このフードで顔を隠した人物は葬儀屋である可能性は少なからずあります。しかし現状ですと、豪華客船編の発言から、どうも少し弱いかなと感じています。
ちなみに備考ですが、葬儀屋の顔の傷が描かれていないのでは?というご意見を頂きました。今回のこの男性はフードで傷が微妙に見えにくい様子であること、そして葬儀屋の場合以前寄宿学校編で校長に化けていた際も同じく傷が描かれていなかったので決定打には欠けるかなと感じています。

さらに深く:葬儀屋はなぜ双子を助けなかったのか?

葬儀屋は双子に複雑な愛憎を抱いていたのではないかと私は考えています。
「やはり君は伯爵を不幸にしかしないみたいだ。」という坊ちゃんを思いやるような発言。
それでいて情報屋としての葬儀屋は、手助けはするものの坊ちゃんに対してはあまり協力的ではなくむしろ意地悪です。(何か分かったら連絡をよこせ、と言われても一度も葬儀屋から連絡が入った試しがないこと、それでいて葬儀屋自身は事件のすべてを理解していることなど(切り裂きジャック編など)。)

以前考察した通り、私は葬儀屋はヴィンセントの父で、双子の祖父であると考えています。
そしてもし今回のファントムハイヴ襲撃事件が「真シエルが『坊ちゃんと一緒にいたいがために』なんらかの犯人の手引きをした結果起こった悲劇」だとしたら。そのせいで葬儀屋は自分の息子であるヴィンセントを失ったことになります。
双子が自分のかわいい孫であると同時に、愛したクローディア・ファントムハイヴの間の子であるヴィンセントの仇であったとしたら。
葬儀屋の心中はすぐに救いの手を差し出してあげられるほど穏やかなものではなかったのではないでしょうか。
では何故見殺しにしておきながら真シエルの体を炎から救ったのでしょうか。憶測ではありますが、いざ屋敷が燃え、ヴィンセントと同じように自分の孫の体が燃えそうになった時。「このまま燃えたら本当にシエルは死に、復活させることが出来なくなってしまう」という事実を突き付けられたとき、やはりどうしても放っておくことは出来なかったのではないでしょうか。

問題は葬儀屋がいつサバトの会場についたのか・・・。です。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
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サバトに女王の馬蹄がいたと考える理由

以前考察した通り、密室殺人事件編は女王からシエルへの番犬としての適性テストでした。このテストは失敗すればウッドリーのように女王によって殺害されていた可能性さえあるものでした。このことから私はファントムハイヴ襲撃事件は女王からヴィンセント(もしくは+真シエル)への番犬としてのテストだったのではないかと考えています。
「何故女王は悪魔という存在を知り得たの?」という疑問につきましては、女王は死神の審査を免れた人間である可能性があり、ジョンブラウンは死神派遣協会から派遣された目付け役の死神である可能性があることが挙げられます。

意外とこの事実についてきちんと当ブログでまとめていなかったので下記にまとめておきました。もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。



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このことから、女王は悪魔召喚儀式について知っていた可能性があります。
番犬のテストにヴィンセントは負けましたが双子は生き残りました。サバトからどのようにして生き残るか、はたまた二人とも死んでしまうのか。これこそが双子に課せられた女王からの番犬としてのテストだったのではないでしょうか?そして、坊ちゃんが勝ちました。

女王本人が直接確認に行くとは考えにくいので、よってこのサバトの場にはジョンブラウンがいた可能性が高いと考えています。


以上のように考えると、あのサバトの場には葬儀屋(死神)ジョンブラウン(死神?)セバスチャン(悪魔)と人外がひしめき合っていた可能性があります。
今回初めて描かれた冷静で達観した人物・・・・。
彼の正体はまだ確実にはつかめません

今話だけは「セバスチャンの話を信じてはいけない

次にセバスチャンについてです。
今回の第137話でセバスチャンの話を聞くうえで注意すべきポイントがあると感じました。
それは題名に挙げた通りセバスチャンの話を今回ばかりは信じてはいけないということです。はかり知れませんが、セバスチャンは今回嘘をついている可能性があります。
理由としては今回の話で二人はまだ契約前であり、セバスチャンは坊ちゃんに「僕に嘘をつくな」と命令される前だからです。

セバスチャンの悪魔の正体として予想した悪魔の特徴に「神の名において真実のみを言えと命じない限り嘘ばかりつく」というものがあります。
また坊ちゃんがわざわざ「嘘をつくな」と命じたということは、契約の前後でセバスチャンによって何らかの嘘をつかれた経験があるからだという可能性も高いと考えています。

セバスチャンの悪魔としての正体について詳しい考察はこちらをどうぞ
www.under-taker.com

セバスチャンは坊ちゃんをたぶらかし、契約にこじつけた可能性がある

セバスチャンのモデルであるかもしれない悪魔の特徴として「口達者で人を悪事に陥れる」というものがあります。
このことからセバスチャンは口達者に坊ちゃんを自分と契約するようにたぶらかした可能性があると考えました。
よって今回の話の中では念のため、セバスチャンの話は全て信用できない程度に構えていた方が安全かと思います。

セバスチャンの悪魔としての正体について、詳しくはこちらをどうぞ
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坊ちゃんははじめセバスチャンに対し
「僕はそんなの望んでいない!シエルを返して!」
と願っていました。それにも関わらずセバスチャンの真実ともわからない話からうまくはぐらかされてしまいます。
「消えろというのなら消えましょう」という悪魔を前に坊ちゃんは焦り、必死で考えを巡らせ、結果として悪魔を召喚してしまった当初は望んでいなかったはずの契約を自ら悪魔と結んでしまうのです。


そしてその決断をした坊ちゃんを見るときの悪魔の顔がこれです。

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黒執事27巻第137話「その執事、折衝」より

しめしめ、うまくそそのかしてやったぞとでも言いたいのでしょうか。
セバスチャンによって、坊ちゃんはシエルをよみがえらせるという願いを叶えられないまま悪魔と契約を結んでしまいました。
セバスチャンはサバトに現れた際にこのように言っています。
「私を呼ぶのは誰か?大いなる犠牲を捧げ快楽と富、厄災と悲劇を望む、神に唾吐く、愚か者は?」
私達が知っている坊ちゃんはこの時ただただ叫んでいました。
厄災と悲劇はまだしも、快楽と富を望み誰かを犠牲に捧げた、という姿勢は見受けられません。おそらくこれはサバトにいた別の誰かの望みであり、坊ちゃんの爆発的な怒りによりセバスチャンは召喚されたと考えるのが自然かなと感じます。

坊ちゃんの悪魔との契約理由は今後もう一段階変化する可能性が高い

また、今回の坊ちゃんの悪魔と契約した際の主張は、緑の魔女編で主張された内容と完全に真逆になっています。
おそらくこの大きな主張の変化こそ、セバスチャンについかれた何らかの嘘が原因で生じたものではないかと考えています。
音階の坊ちゃんの「シエルのための自己犠牲」という主張は、セバスチャンとの関係性を通じ、今のままではなくもう一段階大きく変化するものと思われます。早ければ来月号で明らかになるでしょうか?
詳しくはこちらをどうぞ
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【問題提起】払われた犠牲は二度と戻らない/悪魔に死者蘇生は可能か

こちらはまだ完全なる憶測です。あくまで可能性としてメモで残しておきます。
今回のセバスチャンはどこまで真実を言っているのかが見当がつかないため考察がとても難しいです。
契約前であり、嘘をつくなと命じられていないということ、そして坊ちゃんを契約に漕ぎつけるため本当は自分にとって死者蘇生が可能なシエルを「蘇生できない」と嘘をいったといってしまえばそれまでとなります。
あくまで私個人の考えなのですが、この点についてセバスチャンは嘘をついていないと感じています。

他のビザールドールとシエルの異なる点2か所

では渡り賃であったシエルを復活させることができない悪魔には死者蘇生は不可能なのでしょうか?
私はそうではないと感じています。恐らく悪魔の中において、「食べてしまった渡り賃としての魂」と「食べていないただの死んだ人の魂」では明確な区別があるのではないでしょうか。そう考えられる理由はこちらです。

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黒執事26巻第130話「その執事、認証」より

セバスチャンはすでに豪華客船編や寄宿学校編でビザールドールと対面しているため、このセリフは恐らく「ビザールドールと違い、自分の魂を取り戻し(←まだ憶測)完全に復活した方とお会いするのは初めてです」という意味だと考えています。
そしてこちらは考えすぎかもしれませんが、ビザールドールたちと真シエルではもう一つ違う点があります。それは「悪魔に渡り賃として魂を食べられたかどうか」です。
もしこのような意図があれば、まだ悪魔が人を死者蘇生できるか否かはまだ述べられていないことになります。



少しごちゃごちゃしてしまったので纏めます

真シエルとビザールドールの相違点

・完全救済か、失敗作か
・悪魔に魂を食べられているか、食べられていないか


今回はセバスチャンが真実を言っているか明らかでなかったので考察が難しかったです。
最近思いましたが黒執事の考察はやはりセバスチャンの言う真実を基に考えていくことが多い気がします。こうしてみるとちょっと人狼ゲームのようですね笑


来月号が始まるまで、さらに整理していけたらと思います。


餅月