黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

黒執事第127話「その執事、讃称」考察

こんにちは、餅月です。
今回は第127話の考察をしていきます。
この話は何といってもアグニが主役です。第127話は黒執事最新刊(2018.2.03日現在)の第一話なわけですが、絶望の幕開けとでもいうべきでしょうか。
帯についたキャッチコピーは「黄の衝撃、青の惨劇」そして「執事、ビビる」です

セバスチャン、ビビってたんですね←

第127話あらすじ

ソーマの頭に銃を突きつける犯人。犯人は発砲しますがソーマはそれを手のひらで受け、間一髪で免れます。
しかしその代償として弾丸はソーマの手のひらを貫通しました。
駆けつけるアグニ。アグニは自身の右手を開放し、犯人に攻撃しようとします。

犯人を見たときの二人の反応

ソーマ「な、なんで…っ」
アグニ「あ・・・(犯人の顔を見て、戸惑ったように動きが止まる)」


動きが止まったアグニを、横からもう一人、フードを被った別の人物がナイフで横腹を刺します。

ナイフの男「あとは私が」

アグニ『はやい・・っ!それに何という力・・!』

アグニは傷を追いながらも自分の身を盾にソーマを庇い、ソーマを別室へ放り込み、自ら外からそのドアノブを握り開かなくさせます。

アグニ「ソーマ様、あなたのカーンサマーは、幸せでした。」

後ろからアグニにナイフを振り下ろされる絵とともに暗転。


後にアグニたちのいるタウンハウスに坊ちゃんとセバスチャンが帰ってきました。すぐに屋敷の異変に気付くセバスチャン

セバスチャン「血の匂いがします。」


屋敷の奥で見つけたものは背中に七本のナイフを刺され、扉の方を向きドアノブを抑えたまま立っているアグニの姿です。
セバスチャンがノブを持つ手を外そうとしてもビクともせず、仕方なくドアノブを壊します。
へやのなかにはうずくまって泣いているソーマ。
セバスチャンは息絶えたアグニの身体を抱き、「執事の鏡ですね。」と称賛します。

考察

回収された伏線(カレー編)

今回は、カレー編から張られていた伏線が一つ回収されました。それがこちらのシーンです。

カレー編伏線箇所

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黒執事5巻第23話「その執事、焦燥」より

青の教団編伏線回収箇所

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黒執事26巻第127話「その執事、讃称より

枢先生のTwitterによりますと、アグニがこのような最期を遂げることは彼が初登場した時からすでに決まっていたそうです。
当時は微笑ましく見えたこの「扉」を境目に行われるセバスチャンとアグニの追いかけっこがまさかこんな悲しいひげきのふくせんであったとは思っても見ませんでした。

新たに新たに張られた伏線

ナイフ使いとは何者か

簡単にではありますがナイフ使いの特徴を書いておきます。

  • 左利きである。

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黒執事26巻第127話「その執事、讃称」より
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黒執事26巻第127話「その執事、讃称」より

  • アグニよりは少し小柄

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黒執事26巻第127話「その執事、讃称」より

  • 力が強い

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黒執事26巻第127話「その執事、讃称」より

力が強いという点についてですが、このワードを聞きわたしは寄宿学校編のアガレス先生を思い出しました。
葬儀屋によってビザールドール化されていたアガレス先生。彼は一瞬ではありますがセバスチャンとやりあうほどの怪力を持ち合わせていました。
もしナイフ使いの正体が葬儀屋によってビザールドール化された「誰か」であった場合、その誰か派生前よりも強い力を持ち合わせていた可能性があります。

またソーマに対し発砲した相手に対し「あとは私が」と発言していることから、上下関係的にも発砲した人物より下のような気がします。
詳しくはこちらの過去記事をご覧ください。
ナイフ使いの犯人予想まで書かせていただいております。
www.under-taker.com

ソーマを撃った犯人について

恐らくこの犯人は真シエルです。
理由

  • ソーマとアグニが動揺していること
  • ソーマが「なんで・・・っ」ということは顔見知りの坊ちゃんだと相手を勘違いした可能性が高い
  • アグニは第126話で暖炉の燃えカスから恐らく双子の写真をすでに見ているため、「どちらか」と迷った可能性もある

特に犯人の「気安くさわるな」という発言はとても大きいヒントであると感じます。
詳しくはこちらをどうぞ!
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餅月