黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!枢先生の「嘘という名の伏線」に騙されないように頑張ってる人が管理人。葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログです

【考察】シエル・ファントムハイヴを「悪しき名」としたのはセバスチャンの可能性

こんにちは、餅月です。
今回は前回の考察でも触れた「悪しき名」についての追記です。
www.under-taker.com

第136話にて。
今まで私は坊ちゃんがシエルの名を「悪しき名」と呼ぶ理由について、シエルが生贄に選ばれるまでの期間に双子の関係に何らかの溝ができたことが理由ではないかと考えていました。しかし今回、双子はセバスチャンが召喚されるその時まで、関係性になんら変化が無かったことが新たに分かりました。

そこで私は、シエルを悪しき名とした人物はセバスチャンではないかと考察しました。
今回コミック最新刊26巻でも、それを思わせるようなシーンを発見しましたので紐づけて改めて考察していきたいと思います。

シエル・ファントムハイヴが「悪しき名」となった理由は?

坊ちゃんと真シエルの間の仲は、真シエルが息絶えるまで変化はありませんでした。
しかし豪華客船編で描かれた過去回想の通りシエルが生贄にささげられたこの直後、ぼっちゃんはセバスチャンと契約し屋敷を燃やします。その時坊ちゃんはこう言います。

シエル・ファントムハイヴという悪しき名に懸けて

坊ちゃんは真シエルが殺されるその瞬間まで何とかして止めようと叫んでいました。
それにも関わらず、なぜこの短期間でシエルという名前は悪しき名となったのか。何故坊ちゃんは自らの名前を捨ててまで「シエル」を名乗ることにしたのか・・・。

そもそも今までさんざん自分たちを痛めつけていた人々をすべて消し去る魔法のような力(悪魔)に出会った坊ちゃん。そして目の前に今息絶えたように見えるが確証は持てない兄弟の体が横たわっていたとしたら・・・・。
自然に出てくる悪魔への問いはこれだと感じています。



「お前は人を生き返らせることはできるのか?」



ここから私は下記の仮説を立てました。


シエルの名を「悪しき名」と貶めるほどの事実を伝えたのはセバスチャンである可能性

坊ちゃんがどのタイミングで悪魔に「嘘をつかないこと」を命じたのかは今のところ分かりません。
しかし、かなり始めの方であることは間違いないです。


坊ちゃん「シエルは生きているのか?もし死んでいたら、お前はシエルを生き返らせることは出来るのか?」
悪魔「生き返らせることはできますが、本当にいいのですか?
坊ちゃん「どういう意味だ?」
坊ちゃんは悪魔から真シエルが隠していた、ファントムハイヴ襲撃事件と関りがあったという事実を聞かされる。

根拠
  • 悪魔は走馬燈劇場を見ることができる。
  • セバスチャンがもし本当に真シエルの魂を食べていたとしたら、真シエルが襲撃事件に何らかの関りを持っていた場合、その真実を走馬燈劇場を通じ知ることができる可能性がある。


真シエルが隠していた真実を知り衝撃を受ける坊ちゃん

坊ちゃん「嘘だ・・お前は嘘をついている!」
悪魔「信じるかどうかはあなた次第です。」
(or「ウソかもしれませんねエ・・?」などとニヤニヤしながらはぐらかしたか?←妄想)

自分自身を信用させるために、坊ちゃんは悪魔に命じる
坊ちゃん「命令だ、お前は嘘をつくな!
悪魔「!」

※なお「嘘をつく悪魔」というキーワードは、セバスチャンの悪魔としての正体をひも解くうえで非常に重要な手掛かりになる可能性があります。後日詳しい考察を記載します。



嘘をつくなと命じた上で、改めて坊ちゃんは悪魔に問いかける。

坊ちゃん「シエルが事件にかかわっていたことは事実なのか。」
悪魔「事実です。

ここで坊ちゃんはセバスチャンから真シエルが誰かにそそのかされ、「坊ちゃんと一緒にいたいという欲」のためにファントムハイヴ家襲撃事件に肩入れしたこと、また更には襲撃事件の真シエル以外の共犯についても知る。

坊ちゃん「そうか。シエルは僕に嘘をついていたのか。」
坊ちゃん「命令だ、お前だけは、僕に嘘をつくな!!



26巻に張られた伏線

このように考察する理由にはこちらのシーンを理由として挙げることができます。


黒執事26巻第128話「その執事、見証」より



襲撃されたタウンハウス内で、自分の部屋の壁に「おなかの中のキャンディ盗ったのだあれ?」の文字を見つけ、その後アグニの手から恐らく双子が写っているとみられる焼けた写真を拾い上げた坊ちゃん。
「キャンディ」については真シエルが党首の指輪を飲み込んだ際に指輪をキャンディと例えたことが今回本誌で確定しました。

つまり上記の写真のシーンでは坊ちゃんは真シエルの影を察知していたと考えて恐らく間違いはないでしょう。

となると、この

お前・・・僕に嘘はついていないな?

というセリフは、過去に坊ちゃんが真シエルについてセバスチャンに何らかの質問をしたことから出た言葉なのではないでしょうか?
具体的にはあの黒ミサの場で真シエルの生死と、セバスチャンが坊ちゃんに対し暴露した真シエルの本性についての問いかけなのではいかと考察しています。

死んだ家族が蘇ったとすれば、普通は嬉しいはずです。しかし坊ちゃんがこんなにも恐れ、窮地に追い込まれたような顔をする理由は

  • 真シエルは坊ちゃんが知らない異常性を持っていたということ
  • 真シエルの坊ちゃんへの異常な執着心が原因でファントムハイヴ襲撃事件は起きたということ
  • いうなれば真シエルも坊ちゃんにとっては親と家の仇の一人であるということ
  • 悪魔の力を頼れば真シエルを復活させることは出来たが以上の理由からあえて生き返らせなかったということ(見殺しにした)

このことを踏まえ、セバスチャンは坊ちゃんの問いかけに対し

残念ながら、私は嘘は吐きません

と答えたのではないでしょうか。正しく最悪の状態です。
以上のように考察すれば、下記の疑問を回収することができます。


回収可能な伏線
  • なぜセバスチャンは坊ちゃんがシエルではないと分かったのか。
  • なぜシエル・ファントムハイヴという名前が突然「悪しき名」となったのか。


「お前だけは」という言葉には「真シエルにさえ嘘をつかれていた」という内容が隠されていたのかもしれませんね。
坊ちゃんが真シエルの復活におびえていた理由は、自分と離れないでいるようする為には家族を殺めてしまほどの異常性への恐怖だったのかもしれません。


残る疑問として「なぜ坊ちゃんは敢えてシエルを名乗ったのか」という疑問がありますが、また改めて記事にしたいと思います。
今回はここまで!


餅月